「敬老の日」を贈るとき、気持ちを上手に伝えるには、マナーを守ることと祖父母に合わせた贈りもの・贈り方にすることがポイントです。
水引・熨斗(のし)のマナー、贈るタイミングなど、「敬老の日」でよくあるご質問(FAQ)をご紹介します。
Q 敬老の日はいつ?
A 9月の第3月曜日は敬老の日。
プレゼントはできるだけ敬老の日当日に贈りましょう。直接手渡すことができれば一番良いですが、遠方に住んでいるなどの理由で難しい場合は、敬老の日にプレゼントが着くよう日にちを指定して郵送しましょう。
郵送する場合は、メッセージカードや手紙を添えるのがおすすめです。
Q 敬老の日を贈るタイミングは?
A 敬老の日のお祝いをする対象の目安としては「60歳以上」とするのが一般的でしょう。ただ最近は、60歳以上でもとても若くて活力のある方が増えています。年齢によっては年寄り扱いされたと不快に思うこともあるので気を付けましょう。
また「孫が生まれた人」については、おじいちゃん、おばあちゃんとして敬老の日を祝うこともよくあることです。まだ高齢者といえるほど年齢を重ねていない方であっても、自分の子どもや孫からお祝いされればうれしく思うことでしょう。
いずれにしても相手の気持ちを尊重することが大事です。お祝いする側もされる側も気持ちよく敬老の日を過ごせるよう意識しましょう。
Q 敬老の日のお祝いののし(熨斗)の書き方は?
A 敬老の日のお祝いののしは、紅白や金銀の蝶結びの水引を選びましょう。敬老の日は高齢者を敬いながら感謝の気持ちを伝える日ですが、同時に長寿をお祝いする日でもあります。
これから何年も長寿のお祝いができますようにという気持ちを込めて、のしは紅白や金銀の水引がついたものを用意しましょう。
のしの表書きは「祝 敬老の日」や「敬寿」と書くのが定番です。敬老の日に使うことのできる表書きは複数あります。敬老の日は特定の年齢をもって祝うものではないため、決まった表書きがありません。
Q 敬老の日の相場は?
A 敬老の日の金額は、家庭の事情によっても変わるものですから、「必ずいくら以上でなければいけない」という決まりはありません。しかし、お世話になっている目上の人に贈るという性質上、数百円や1,000円などというように、あまりに安い品物を渡すのは失礼です。反対に、ものすごく高額な物を贈るのも相手に気を使わせてしまいます。
翌年以降に敬老の日の金額のグレードを下げるのは失礼にあたるため、贈る側としてもあまり高額な品物を選んでしまうと、毎年贈り続けるのが負担になってしまいますから、無理のない金額設定をしましょう。