日頃の感謝を伝えるために、父の日に贈り物をする方も多いでしょう。その際のマナーについて、気になっている方もいるのではないでしょうか。
特に、父の日ギフトに、のしをかけるか悩んでいる方もいるかもしれません。贈り物にのしをかける際には、気をつけなければならないマナーがあります。父の日の贈り物を快く受け取ってもらうためにも、マナーを把握することは重要です。
そこでこの記事では、父の日の贈り物を贈る際に気をつけたい基本的なマナーや、のしのかけ方についてご紹介します。
父の日ギフトに「のし」はいる?
父の日の贈り物にのしをかけるという正式なマナーはありません。父の日とは、1909年にアメリカで始まった行事です。日本に父の日が伝わったのは、1950年ごろといわれています。父の日が定着するまでには、さらに時間がかかりました。日本の伝統的な風習ではないため、のしはかけなくても構いません。
のしをかけるか、かけないかは、父親の性格や贈り物を贈る状況などを見極めて決めるとよいでしょう。義父であっても、気心の知れた遠慮のない関係の場合は、のしは必要ありません。
しかし、義父や厳格な人である場合など、状況によってはのしをかけたほうがよいこともあります。「親しき中にも礼儀あり」ということわざもあります。父の日という特別な日に、あらためて感謝の気持ちを伝えたい場合はのしをかけてもよいでしょう。
父の日ギフトに「のし」をかける場合のマナー
父の日の贈り物にのしをかける際には、気をつけなければならないマナーがあります。家族で父の日をお祝いする場でのしに間違いがあった場合、おめでたい雰囲気に水をさす可能性もあります。そのような状況を作らないためにも、きちんとしたマナーを把握しておきましょう。
水引のマナー
先ほども述べたように、父の日の贈り物にのしをかける正式なマナーはありません。使用する水引にも明確な決まりはありませんが、父の日の贈り物に適さないものもあります。
父の日は感謝の気持ちを伝える行事なので、紅白の水引を選びましょう。水引の紐の本数は、3本、5本、7本など種類があります。本数が多いほど、贈る金額が高価で格式が高いとされています。父の日には決まったマナーはないので、基本である5本の水引を選ぶのが一般的です。
水引の結びの種類も気をつけなければなりません。「結び切り」と「あわじ結び」の水引は選ばないようにしましょう。これらの水引には「繰り返さない」という意味があり、1度きりであって欲しい慶弔時に使用します。父の日は毎年来る記念日です。何度あってもうれしい慶事で使用する「蝶結び」の水引を選びましょう。
表書き上段の書き方
のしの上段には、「表書き」を書かなければなりません。表書きとは、贈り物の目的のことです。結婚祝いなら「御結婚御祝」、出産祝いであれば「御出産祝」と書きます。
父の日の贈り物の表書きは、「父の日」や「感謝」などの言葉を選ぶとよいでしょう。普段は素直にいえない気持ちを、表書きにするのもおすすめです。たとえば、「お父さん、いつもありがとう」などメッセージ性のある表書きでも構いません。自分の気持ちを一言で伝える表書きにすれば、特別な贈り物になるでしょう。表書きに悩んだ場合は、シンプルに「感謝」を使用するのが無難です。日ごろの感謝の気持ちが一言で伝わるでしょう。
表書き下段の書き方
表書きの下段には贈り主、つまり自分の名前を記載します。兄弟姉妹と一緒に贈る場合は、2人までは連名で、3名以上の場合は「子供一同」と書くとよいでしょう。
通常、表書きの名前はフルネームを記載しますが、父の日の贈り物ですので下の名前だけでも構いません。フルネームで書くよりも、親しい印象になります。結婚している方が父の日の贈り物を義父にする場合は、夫婦連名で記載しましょう。夫婦連名で記載する場合、一般的に夫の名を右側、妻の名を左側に書きます。
無地のしでもよい
表書きのマナーをご紹介しましたが、実際は表書きを必ず書かなければならないというルールはありません。父の日のギフトの場合は、無地のしでもかまいません。
大げさにはしたくないけれど通常の包装紙だけでは物足りないと感じる方は、表書きのない「無地のし」がおすすめです。
まとめ
父の日の贈り物の基本マナーや、のしのかけ方などについてご紹介しました。父の日の贈り物に明確なルールはありませんが、あらたまった雰囲気を演出したい際はのしをかけるのも有効です。
父の日には、日ごろの感謝の気持ちを表すことが大切です。家族同士であるからこそ、普段は照れくさくて素直にいえない感謝の気持ちを贈り物と一緒に届けましょう。
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