「母の日」を贈るとき、気持ちを上手に伝えるには、マナーを守ることと母親の好みに合わせた贈りもの・贈り方にすることがポイントです。
カーネーションの花言葉や、金額の相場など、「母の日」でよくあるご質問(FAQ)をご紹介します。
Q 母の日とは?
A 母の日がどのように始まったかについて解説します。母の日の起源はアメリカです。アンナという女性がお母さんの命日にある集まりを開き、その際参加した人たちに白いカーネーションを贈りました。
その後、母を大事にする気持ちを表す重要性を当時の議会に訴えます。大統領がその願いを聞き入れ、5月の第2日曜日が母の日に決まりました。
現在、日本でも母の日は広く浸透しています。自分を生んで育ててくれたお母さんへの感謝を表わすことのできる素敵な日です。
Q 母の日はいつ?
A 毎年5月の第2日曜日が母の日です。
プレゼントはできるだけ母の日当日に贈りましょう。直接手渡すことができれば一番良いですが、遠方に住んでいるなどの理由で難しい場合は、母の日にプレゼントが着くよう日にちを指定して郵送しましょう。郵送する場合は、メッセージカードや手紙を添えるのがおすすめです。
Q 母の日に贈る花(カーネーション)のマナーって何?
A 花に詳しくない人であればさほど気にしないかもしれませんが、花が好きな人の場合、花言葉を意識するかもしれません。
一般的に贈られることが多い赤色のカーネーションの花言葉は、「母の愛情」や「純粋な愛情」です。母の日に贈るのに最適といえるでしょう。一方で、黄色のカーネーションの花言葉は「軽蔑」や「嫉妬」です。プレゼントとしてはなるべく贈らないほうがよいでしょう。
赤色やピンク色が入っていても、絞り咲きのカーネーションは花言葉がまったく異なります。「愛の拒絶」を意味しますので、注意が必要です。
以前は、「会社の人をはじめとする仕事関係の人や、習い事の先生に贈る」「直接母の日を持っていって挨拶をする」というのが主流でしたが、現在では、親戚や知人などの親しい人に贈ったり、配送業者を利用して贈ったりするケースも増えています。母の日のあり方も、時とともに刻々と変化しています。相手の年代や考え方にも配慮して、失礼のない挨拶をするよう心掛けたいものです。
なお、お中元も母の日と同じく、お世話になった人への季節の贈り物ですが、こちらは年末に贈る母の日とは異なり、夏に贈る物です。
お中元を贈った人には母の日も贈るというのがマナーですから、お中元だけを贈ることがないようにしましょう。お中元よりも母の日のほうが、より重要な行事ですので、もしも金銭的な理由などから両方贈ることができない場合は、母の日のみを贈るようにしてください。