出産というお祝い事と不幸が偶然にも重なってしまった場合、どちらを優先させるべきなのかと悩む方は多いのではないでしょうか。
この記事では出産祝いという慶事と、喪中が重なってしまったときのマナーをご紹介します。自分が喪中の場合、相手が喪中の場合、それぞれの対処法を確認しましょう。
自分が喪中のとき出産祝いは贈っても大丈夫?
喪中とは、近親者が亡くなったときに喪に服す期間のことをいいます。自分が喪中の場合、出産祝いを贈ることはマナー違反にはなりません。ただし、忌中が明ける四十九日が過ぎてからにするのが一般的なマナーとされています。
通常喪中の期間には慶事への参加は控えることになっています。結婚式などには参加できない旨を伝えて辞退するべきですが、出産のお祝いは問題ないでしょう。
自分が喪中のときに出産祝いを贈る際のマナー
出産祝いを贈るときには守りたいマナーがあります。また、自分が喪中の場合、特に気をつけておきたいポイントにも配慮しましょう。相手に気を使わせないためにどのようなマナーがあるのか、2つのポイントをご紹介します。
のしはなしでよい
自分が喪中のとき、出産祝いを贈る場合にはのしは不要です。喪中であるときに「御祝」など「祝う」という文言を使用するのはふさわしくないとされています。あらかじめ喪中であることを伝えるようにしましょう。
メッセージカードを添える
のしをつけられない理由をメッセージカードに書いて贈るのもおすすめです。自分が喪中であること、一方で出産を喜んでおりお祝いをしたかったことなどを書けば、相手にもきちんと気持ちが伝わります。
相手が喪中のとき出産祝いは贈っても大丈夫?
相手が喪中の場合でも、出産祝いを贈るのは特に問題はありません。ただし、先方の状況に配慮しなければいけないことを覚えておきましょう。
遺族にとって忌中期間は何かと忙しいものです。近い存在の方を亡くしたのであれば、精神的にもつらい時期といえます。出産祝いは、先方の四十九日を過ぎてから贈るのが望ましいでしょう。
相手の喪中に出産祝いを贈るときに気をつけたいこと
先方が喪中の場合でも出産祝いを贈ることは問題ありませんが、贈る際に気を付けなければいけないポイントがあります。どのようなことに注意すべきなのか、4つのポイントを確認しましょう。
のしはせずに贈る
相手が喪中の場合も「御祝」「御出産御祝」などののしは付けずに贈るのがマナーです。ご不幸があった先方に対して「祝う」という慶事を連想させることは望ましくありません。メッセージカードを添えて、何のために贈ったものであるかを気持ちとともに伝えるようにしましょう。
品物を贈ろう
出産祝いは現金や商品券ではなく、品物を贈るのがおすすめです。先方に希望するものを聞けるのであれば、リクエストをもらって欲しいものを贈るのもよいでしょう。一般的にはベビー用品や産後のママの助けになるような品物が喜ばれます。
不幸を連想するものを避ける
喪中の際だけでなく慶事の贈り物に不幸を連想させてしまうものを贈るのはマナー違反です。「切る」を連想させる刃物や、「香典返し」を連想させるお茶、海苔、白いハンカチなどはNGとされています。
お香典と一緒に贈らない
お香典と出産祝いを一緒に贈ることは最も避けなければならない行為です。慶事と弔事は弔辞を優先させることがマナーとされています。お香典を先に渡し、日を改めて出産祝いを贈りましょう。
遠方に住んでいてなかなか会う機会がないなど、どうしても一緒になってしまう場合は包みを分けるなど、はっきりと区別して贈るようにしましょう。
喪中のとき出産祝いのお返し(出産内祝い)は贈っても大丈夫?
出産祝いをもらった場合、後日出産祝いのお返し(内祝い)を贈ります。自分が喪中の場合、出産内祝いを贈ることは大丈夫なのか悩む方も多いでしょう。ここでは自分が喪中の場合に贈る出産内祝いの贈るタイミングやマナーについてご紹介します。
忌中期間が過ぎてから贈ろう
出産内祝いは忌中期間が過ぎてから贈りましょう。忌中期間を過ぎてからでも、マナー違反にはなりません。ただし、出産祝いを贈った側はきちんと届いたか気にしている場合もあります。非礼にならないよう、お礼状だけは先に送るようにしましょう。
メッセージカードを添えよう
喪中の際に出産内祝いを贈るときにはメッセージカードを添えるとよいでしょう。自分が喪中の場合は内祝いが遅れてしまったことへのお詫びとお礼を書き添えます。先方が喪中の場合はいたわりのある言葉をメッセージとして届けましょう。
のしの表書きは「御礼」
のしの表書きは「内祝」ではなく「御礼」とするようにしましょう。喪中の際に「祝」という言葉を使うのを避ける目的です。のしの水引は通常の出産内祝いと同様、紅白の蝶結びを用います。
喪中の出産祝いにはハーモニックのカタログギフトがおすすめ
喪中の場合の出産祝いにどのようなものを贈ればよいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。デリケートな事情がある場合の贈り物にはハーモニックのカタログギフトがおすすめです。
カタログギフトであれば、贈った相手に欲しいものを選んでもらうことができます。喪中にもふさわしい控えめなデザインがそろっているのもうれしい特徴です。
出産祝い専用カタログギフト「えらんで」
出産祝い専用のカタログ「えらんで」は、子どもの成長に合わせたアイテムラインアップで、出産後のママが欲しいアイテムを豊富にそろえています。
コース | 商品点数 | 金額 (税込) |
---|---|---|
きらきらコース | 約170アイテム | 4,180円 |
わくわくコース | 約165アイテム | 6,380円 |
にこにこコース | 約155アイテム | 11,880円 |
ふわふわコース | 約150アイテム | 23,760円 |
すやすやコース | 約150アイテム | 35,640円 |
喪中でも子ども向けの商品が多く掲載されているカタログギフトは気兼ねなく贈ることができるでしょう。
誰にでも受け入れられやすい「テイク・ユア・チョイス」
「テイク・ユア・チョイス」は掲載数最大約2,230点を誇るカタログギフトです。価格帯は税込3,080円~55,880円までの16コースあり、産地直送のグルメをはじめ、コスメ・アクセサリーなどのブランドアイテム、温泉やエステ、食事券などの体験型ギフトも充実しています。
気兼ねなく贈るなら「ア・ラ・グルメ」
「ア・ラ・グルメ」はグルメ専門のカタログギフトです。税込4,400円~56,100円の11コースから選ぶことができます。名店や老舗の一流ブランドグルメやスイーツ、ブランド牛や海鮮品などが豊富な品ぞろえです。1冊のカタログから2品が選べるダブルコースも人気を集めています。
まとめ
喪中のときの出産祝いや出産内祝いには特別な気遣いが必要です。贈る時期やのし紙の作法など、従来と違うマナーに気をつけながら相手に気持ちを伝える贈り物をしましょう。
デリケートな時期の贈り物選びでは何を贈るか悩んでしまうことも多いでしょう。そうしたときはハーモニックのカタログギフトを選ぶと安心です。予算や好みに合わせたカタログが多数用意されています。
多くの商品の中から先方に好きな物を選んでもらえるのがカタログギフトのメリットです。喪中のときに贈るお祝いにもふさわしいデザインも選べます。それぞれのケースでもしっかりマナーを守って出産祝いを贈りたいとお考えの際は、ぜひハーモニックをご利用ください。