ご祝儀を包むときには新札を用意するのがマナーです。出産祝いの用意を進めている方のなかには、どうして新札なのか、どうやって用意すればいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
この記事では新札に関する知識にあわせて、出産祝いを贈るときに気をつけるマナーについてご紹介します。祝う機会も少ないことなので、意外と知らないマナーもあるかもしれません。気持ちよく出産をお祝いするためにもきちんと身につけておきましょう。
出産祝いに新札を入れる理由
祝いごとには、出産の他に七五三やお年玉、結婚式があり、すべて「新しい門出」のタイミングです。新札を用意することには、その人や家族を労いこれからの人生が幸せであることを願う意味も含まれています。
また新札はあらかじめ手間をかけて用意するものなので、前もって新札を準備するほど待ち望んでいたという気持ちを伝えることもできるでしょう。
出産祝いの新札を用意する方法
日常生活では、新札かどうかを気にすることは多くありません。昨今のキャッシュレスショッピングの推進で、普段の買い物でもカード決済をする人が増えてきています。そこで新札を用意するときに慌てないように、以下の2つの方法を知っておきましょう。
銀行の窓口・両替機で新札に変える
一番確実で早く用意できる方法が銀行または郵便局の窓口です。窓口で新札への両替依頼をするとすぐに手に入れることができます。
しかし窓口は平日の営業時間しか対応していません。営業時間外に緊急で必要になったときは、ATMや新札専用の両替機を利用しましょう。今後にも備えて、家の近くの新札に対応している両替機の場所をいくつか把握しておくとよいでしょう。
日ごろからストックしておく
新札を数枚自宅に常備しておくと慌てずに済みますが、安全面や経済的な余裕を考慮すると自宅にストックできない人もいるかもしれません。
対応策としてご祝儀にも使用できる「ピン札」をおすすめします。ピン札とは、市場に出回って使われてはいるが、新品同様にきれいで折り目がないお札のことを指します。
もしピン札が手に入ったら財布に入れ最後までなるべく使わないでおくか、自宅に保管ししておくと、いざというときに役に立つでしょう。
出産祝いを贈るときのマナー
ここでは具体的にお札をどのように包むのかを確認していきます。出産祝いを含むすべてのご祝儀での基本的マナーです。どうしてそのようなルールがあるのか、理由もあわせて知っておくと覚えやすいでしょう。
お札の肖像画が表面になるようにする
お札の肖像画を表面にしてご祝儀袋の上にくるように包みましょう。封を開いたときに肖像画が見えると華やかな印象を与えるからです。また封筒の上部に顔が位置することで「顔を上げる」「前に向きになる」といったポジティブな意味を表せます。
水引は「蝶結び」を選ぶ
出産祝いでのご祝儀袋の水引は、何度あってもよいこと、うれしいことを意味する「蝶結び」を選びましょう。結ぶと解くのが難しく一度きりであることをよしとする「あわじ結び」「結び切り」を選ぶ結婚式とは異なるので注意が必要です。
表書きはどうする?
ご祝儀袋の上段には「御出産御祝」「御出産祝」「出産御祝」「御祝」のどれかを選びます。「寿」は結婚式に使う言葉なので出産祝いには使用を避けましょう。
下段には、送り主の名前をフルネームで記入します。夫婦でまとめるなら連名です。夫の名前を右に、妻の名前を左に書きましょう。友人や会社から一同で送るなら、連名の場合は3人まで、4人以上は代表者の名前の左にひと回り小さな文字で「外一同」と記入します。
出産祝いの相場を関係性別にまとめ
家族以外に渡すご祝儀の金額は、付き合いが深さで相場が変わります。適正金額に幅があるのはそのためです。下記提示金額内で付き合いが深い場合は高めに、浅い場合は低めの金額を用意するとよいでしょう。一度出産祝いをいただいたことがある相手であれば同額を包めば問題ありません。
親から子に渡す場合
自分の孫が生まれることは、だれにとっても最大級の喜びです。子育ての大変さとうれしさを知っている親だからこそ、子どもを応援するために高額のご祝儀を包む傾向にあります。少ない場合は30,000円、多い場合は100,000円が相場とするのが一般的です。家族なので気兼ねなく欲しいものを聞き、プレゼントを別途贈るのもよいでしょう。
兄弟・友人に渡す場合
親しい間柄にある友人は、多くの場合兄弟と同等の金額を包む傾向にあります。10,000円~50,000円のご祝儀が一般的です。
あらかじめ希望の商品をリサーチして、ご祝儀分の商品を贈るのも受け取る側には喜ばれるので、ぜひ試してみてください。
同僚に渡す場合
仕事をする上で関わりがある場合は、3,000円~5,000円がおおよその相場です。職場でも関わりが薄いときは、数名の同僚と連名でご祝儀を包みましょう。連盟のご祝儀も合計金額が3,000円~5,000円でも失礼にはなりません。あまりにも高額なご祝儀は内祝いで負担をかけてしまうので避けた方がよいでしょう。
上司に渡す場合
職場の上司に渡すときは、仕事の指導をしてくれるなどの理由から同僚よりも高めの金額を包みます。目安は5,000円~10,000円です。不安であれば同僚などに確認してからご祝儀を用意すると、失礼な渡し方を避けられるかもしれません。
親戚に渡す場合
親戚といっても年齢や関係の幅広いので、ひとりひとりとの関係性によって相場の変動があります。自分より年下で関係性が薄ければ3,000円くらい、相手が年上でいつもお世話になっているのであれば30,000円くらいと考えましょう。
出産祝いと一緒に贈りたい、おすすめカタログギフト
出産後のママの生活は赤ちゃんのお世話で大変ですが、だれとも関われず単調で孤独な生活を送りがちです。そんな中、多くのママたちの息抜きのひとつになるのがカタログギフトです。もし出産祝いに彩りを添えたいならカタログギフトを贈ってみるのもよいかもしれません。ここでは出産祝いにおすすめのカタログギフトを3つご紹介します。
えらんで
赤ちゃんの服やおもちゃ、寝具、雑貨類から離乳食道具、おでかけ便利グッズまで生後1年以上も使用できる商品が揃っています。ママが出産祝いで喜ぶ有名ブランドの商品を幅広く取り扱っているのが特徴です。
全5コース4,180円~33,880円 (税込)の中から選べます。
テイク・ユア・チョイス
出産祝いの他に法人ギフトや各種お祝い・お返し、お中元、お歳暮での利用を想定しているので、あらゆる年代の男女が好む商品を取り揃えています。中には温泉やエステ、有名レストランでの食事などもあり幅広い人に喜ばれているカタログギフトです。
3,080円~55,880円 (税込)まで全16コースから選べます。赤ちゃん用品ではなく、パパママ用の大人向け商品も出産祝いには人気です。
“やさしいみらい e-book”
サイトへアクセスできるカードを贈るだけ、しかも商品はオーガニックを中心に衣食住の幅広い商品を扱っているのが特徴の、新しい形のカタログギフトです。注文はPCまたはスマートフォンからでき、環境に配慮したシステムは多くの人に喜ばれています。
全6コース4,180円~22,880円 (税込)の中で、身体と環境にやさしい商品をパパとママ、赤ちゃんにプレゼントしましょう。
まとめ
出産祝いのご祝儀では、新札を包むのがマナーですが用意できなければピン札でも代用できます。ご祝儀を包むときのルールは難しくないので、これを機会に基本的なことを覚えてしまいましょう。
出産祝いにカタログギフトを検討しているという方はぜひハーモニックをご利用ください。カタログギフトの中身をホームページからチェックすることもできるので、場面にあわせたギフト選びにお役立てください。