上司や上司の家族の出産に際して「上司への出産祝いは贈るべきなのか」と迷っている方もいるのではないでしょうか。上司の出産祝いを贈るかどうかは、上司との関係性や会社の風土により異なるため注意が必要です。
そこでこの記事では、上司に出産祝いを送る際に知っておくとよい相場やマナー、ギフトの選び方をご紹介します。ポイントを押さえ、失礼のないようにギフトを贈ってお祝いの気持ちを伝えましょう。
上司への出産祝い、贈ってよいか迷ったときのポイント
上司へ出産祝いを贈りたい気持ちの一方で、「迷惑になるのでは」と不安もあるでしょう。ここでは上司へ出産祝いを贈るべきかどうかを判断する基準とそのポイントを解説します。
上司にお世話になっているか
日ごろからお世話になっている場合は、男性・女性上司ともに出産祝いを贈ります。赴任してきたばかりで自分との関わりが薄い上司でも、基本的には贈りましょう。のちに仲良くなるかもしれません。その場合、値段は少し下げてもよいでしょう。
会社の風土として出産祝いの習慣があるか
会社によっては「出産祝いは贈らない」、「個人・部署で贈る」などのルールや慣習があります。もし決まったルールがない場合は個人や部署で贈るのが一般的です。キャリアの長い上司や先輩に今までの状況を聞いてみるのもよいでしょう。まずは労働組合や担当部署(総務部など)に確認するのがおすすめです。
上司の孫へ出産祝いを贈るか
上司に子どもではなく、孫が生まれた場合はどうすればよいか迷う方も多いでしょう。祖父母になるのも大きなライフイベントのひとつです。贈らなければいけないわけではありませんが、贈ると喜ぶ方が多いでしょう。
上司への出産祝いの相場|現金で贈るのはNGなの?
上司への出産祝いはできれば品物を贈りましょう。個人的に贈るのか、部署やチームなどグループで贈るのかによってギフトの相場は異なります。ここではケースごとに出産祝いの相場を紹介します。
個人的に出産祝いを贈る場合の相場
個人的に贈る場合の相場は5,000円~10,000円程度です。日ごろから仲のよい上司なら10,000円、関わりが薄いあるいは赴任してきたばかりというような上司なら5,000円と、どのくらい関わりがあるかによって変わります。上司との関係性から判断しましょう。また、上司から部下へ出産祝いを贈る場合も相場は同様です。
グループで出産祝いを贈る場合の相場
グループで贈る場合の相場は1人あたり1,000円~5,000円程度です。金額が合計で10,000円以上になるように調節しましょう。出産祝いを贈るときに「内祝いは必要ない」ことを伝えれば、上司も気を遣わずに済みます。
上司への出産祝いで現金や商品券を贈ってよいか?
上司へ出産祝いを贈る場合は現金や商品券は失礼にあたります。「手間を省いた」と残念な気持ちになる方もいるかもしれません。「現金はすぐに使えて助かった!」という声もありますが、上司の出産祝いには品物を贈るのが一般的です。
上司に出産祝いを贈るときのマナー
上司に出産祝いを贈るときは失礼がないようマナーを守りましょう。素敵なギフトを用意しても、マナー違反の行為は不快な思いをさせてしまいます。のし紙のかけ方など出産祝いを贈る際の正しいマナーを身につけましょう。
出産祝いの包み方とのし
出産祝いでは水引が「紅白蝶結び」ののし紙を使用します。のし紙のかけ方には「外のし」と「内のし」があり、贈り方によって使い分けましょう。直接手渡す場合は包装紙の上からのしをかける「外のし」、宅配便を利用する場合はのしに傷がつかないよう品物にのし紙をかけてから包装紙で包む「内のし」が一般的です。
のしの書き方
出産祝いの表書きは筆ペンや毛筆、サインペンではっきりと楷書で書くのがマナーです。水引の上に「御祝」、「御出産御祝」と書きましょう。「御出産祝」は人によっては縁起が悪いとされる「四文字」なので避けたほうがよいでしょう。
水引の下には贈り主の名前を書きましょう。3人までであれば連名で書き、4人以上の場合は代表者の名前を書いて「外一同」と添えます。または「〇〇一同」としてもよいでしょう。
出産祝いを贈る時期と渡し方
出産祝いは赤ちゃんが生まれてから1週間~1か月以内に贈るのがマナーです。ただし、母子ともに健康に退院したかどうかを事前に確認しましょう。男性上司なら会社で直接渡してもよいでしょう。女性上司の場合は産休をとる場合も多いので宅配で送ります。里帰り出産をするケースもあるため、送り先の住所を忘れずに確認しましょう。
上司に贈る出産祝いを選ぶときのポイント
上司に贈る出産祝いのギフト選びに悩む方もいるでしょう。失礼のないギフトを選ぶのはもちろん、贈る相手に喜んでもらいたいと思うのは自然なことです。ここでは上司に贈る出産祝いを選ぶポイントを解説します。
赤ちゃんのママの好みに合ったものをチョイスする
女性上司の場合は本人の好みに合いそうなものをチョイスします。男性上司の場合は奥様の好みを聞いたり、周囲に意見を求めたりしましょう。ママの好みに合うギフトを選ぶのが基本です。好みに合わないと使ってもらえない可能性が高いため、よく考えて選びましょう。
赤ちゃんの性別にあった贈り物をする
赤ちゃんの性別に合ったギフトを選びましょう。男の子であればブルー系、女の子であれば赤やピンクが定番です。またユニセックスなイエローやオレンジなども無難でしょう。女の子なのに男の子カラーのギフトを贈ると抵抗を感じて使ってもらえない可能性もあるので、十分な配慮が必要です。
リクエストがない限り「大物」ギフトは避ける
「大物」ギフトはすでに準備していたり、もらったりしている場合があります。また手渡しされると持ち帰るのが大変で、自宅でも置き場がないということにもなりやすいので気をつけましょう。リクエストがない限りは避けたほうが無難です。出産祝いは、贈る相手に「予算」を伝えたうえでリクエストを聞いても失礼にあたりません。
「上質」「高級感」「実用的」というコンセプトでギフト選びをする
普段気軽に買えてしまうものはギフトには不向きです。「上質」「高級感」「実用的」というコンセプトで選ぶとよいでしょう。実用的かつ高級で手を出せないような、自分では買わないようなギフトは特別感があり、喜んでもらえる可能性が高まります。
2人目、3人目の出産祝いには兄弟姉妹への配慮も忘れずに
赤ちゃんにお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合は、彼らへの配慮も忘れないようにしましょう。赤ちゃんだけにプレゼントがあると「僕も欲しい!」と駄々をこねるかもしれません。ちょっとしたおもちゃなどのプチギフトを渡せば赤ちゃんの家族全員に喜んでもらえるギフトになるでしょう。
双子などの多胎出産の場合は「一緒に使える」or「ペアでかわいい」がポイント
双子などの多胎出産の場合は、多胎児ならではのメリットを最大限に生かせるギフトを選びましょう。色違いや柄違いのかわいいペアグッズは双子・三つ子コーデを楽しめます。また誰のものかわかるように名入れギフトを贈るのもおすすめです。みんなで一緒に使えるおもちゃや絵本などもよいでしょう。
知るのが遅れてしまったときの選び方
何らかの理由で赤ちゃんが生まれたことを知るのが遅れてしまったケースもあるでしょう。その場合はまず赤ちゃんの成長具合を確認しましょう。またたくさんの出産祝いをもらい、必要なものはすでにそろっているかもしれません。赤ちゃんのサイズと合わせてリクエストを聞くとよいでしょう。
上司への喜ばれる出産祝いおすすめ
「一体何を贈ったら上司に喜んでもらえるだろう?」と具体的な人気のギフトを知りたい方もいるのではないでしょうか。ここでは、喜ばれる出産祝いギフト10選をご紹介します。
お出かけにも!おもちゃやビブが入った「ベビーセット」
おもちゃやビブが入った「ベビーセット」は出産祝いの王道でしょう。すぐに汚れるビブは何枚あっても重宝します。小さなおもちゃは携帯に便利で、バッグにいくつか入れておけば外出時に泣き出したときも安心です。
安心感の高い「木のつみき」
つみきは想像力や集中力を養うといわれています。2人目が生まれても一緒に遊べるため長く使ってもらえるでしょう。特に天然木で無塗装の「木のつみき」は、何でも口に入れる赤ちゃんにも安心です。安心・安全なおもちゃで遊ばせたいと考えるママやパパには喜ばれるでしょう。
外出時にも大活躍!「マグセット」
赤ちゃんの成長に合わせて使える「マグセット」はママやパパから高いニーズがあります。数種の飲み口のパーツを付け替えて月齢に合わせたトレーニングができるのが特徴です。適温をキープするマグなら夏や冬のお出かけ時にも活躍するでしょう。
記念に残る贈り物「ネームインポエムのお仕立券」
赤ちゃんの名前を織り交ぜて作る「ネームインポエム」は世界にひとつだけの宝物です。「いつまでも飾れて出生時の感動を思い出す」という声もあり、出産祝いならではのオリジナリティあふれる一品が贈れます。
昔から定番のお祝いの品!おしゃれな「タオル」
出産祝いの定番「タオル」を選ぶ際には、品質と機能性を兼ね備えたものを選びましょう。ハンドタオルはいくつあっても重宝し、おしゃれでかわいいバスタオルはお風呂時だけでなく外出時のブランケットとしても使えます。敏感肌やアレルギーの赤ちゃんにはオーガニックコットン素材のものなどを贈ると喜ばれるでしょう。
お兄ちゃん、お姉ちゃんも使える「インテリアアイテム」
収納バケツセットやチェスト、マットなどの「インテリアアイテム」は赤ちゃんだけでなく、お兄ちゃんやお姉ちゃんも使えて便利です。カラフルで見た目がかわいく、収納力の高いインテリアアイテムを選びましょう。
かわいくておしゃれな「ビブ」は何枚あっても困らない!
「ビブ」は子育ての必須のアイテムです。すぐによだれで汚れてしまい、洗い替えが何枚あっても困らないでしょう。一目見ただけではよだれかけだとわからない、おしゃれでかわいいビブや名前を刺繍したオリジナルビブもおすすめです。
出産を頑張ったママへのご褒美ギフト「スキンケア用品」
出産祝いにママ向けのギフトを贈るのも喜ばれるでしょう。妊娠線などのケアに使える香りのよいボディオイルやクリームは、育児に疲れた体をリラックスさせてくれる癒しのアイテムです。子育てに奮闘するママへギフトと一緒にエールを送りましょう。
ママと赤ちゃんが一緒に使える「リュック」
ママにはトートバッグ、赤ちゃんには同じテイストのリュックを贈れば、おそろいコーデで外出を楽しめるでしょう。子育て中のママは荷物が多く、おしゃれなうえに収納力が高いバッグは重宝します。汚れが目立たないカラーを選ぶとよいでしょう。
おすすめギフトが全部イン!選べる「カタログギフト」
「カタログギフト」は赤ちゃんやママ、パパ向けの数々のベビー・育児グッズを1冊に集約しています。贈る相手が欲しいものを選べて実用性が高く、贈る側もギフト選びに頭を悩ませたり、失敗したりしないで済むでしょう。
ハーモニックのギフトカタログは赤ちゃん向けだけでなくママ・パパ向け、体験ギフト、グルメなど幅広いカテゴリーから選べるのが強みです。
上司への出産祝いにメッセージを添えるとさらにGood!
出産祝いのギフトが決まったら、「おめでとう」の気持ちを伝えるメッセージを添えましょう。ここでは出産祝いのメッセージの例文やメッセージを添える方法をご紹介します。
上司に贈るメッセージ例文
何をどのように書けばよいか、すぐに思いつかない方もいるでしょう。以下の3つの例文を参考にしましょう。
ご出産おめでとうございます。
ご家族が増えたことで、これまで以上ににぎやかとなり楽しいながらも忙しい毎日を過ごされているかと思います。
ご家族の皆様の幸せを心よりお祈りしております。
お嬢さまのご誕生おめでとうございます。
赤ちゃんの健やかなご成長とご家族のご多幸を心からお祈り申し上げます。
このたびはご出産おめでとうございます。
赤ちゃんも〇〇さんもお元気ということで安心しております。
しばらくは忙しいかとは思いますが、あまり無理なさらず赤ちゃんとの時間を楽しまれてください。
赤ちゃんのお話をうかがえる日を待っています。
上司への出産祝いにメッセージを添える方法
メッセージカードは赤ちゃんへ贈るものでもあるので、かわいらしいデザインを選びましょう。ベビーアイテムのイラストカードなどもおススメです。メッセージカードは小さな封筒に入れ、ギフトと一緒にギフトボックスやギフトバッグの中に入れれば、開封するときに読んでもらえるでしょう。
ハーモニックではメッセージサービスを無料で提供しています。カタログギフト購入時に定型のメッセージが書かれたカードを同封できるので、ぜひ利用しましょう。
まとめ
上司へ出産祝いを贈る際には会社の風土や慣習、ルールに合わせましょう。また出産祝いの相場やのしのかけ方など、贈る際のマナーをしっかり理解することも大切です。現金や商品券は失礼にあたるため注意しましょう。ギフト選びだけでなく、祝福の気持ちをメッセージカードに込めて添えるのもポイントです。
ハーモニックでは出産祝い向けにさまざまなコンセプトのカタログギフトを用意しています。上司にリクエストも聞きづらく、何を贈ればよいかわからないと悩んでいる方はぜひ一度、ハーモニックの公式サイトをご覧ください。