家族や親戚、仲の良い友人の出産は、知らせを受けた側もとても嬉しく幸せな気持ちになるものです。赤ちゃん誕生の喜びを早く伝えたいと思うところですが、出産祝いはいつ贈ればよいのか悩む人も多いのではないでしょうか。出産祝いは、贈るタイミングや渡し方に配慮が必要です。
お祝い事なのでお互いに気持ちよくやり取りできるよう、気を配って出産祝いを贈りましょう。ここでは出産祝いを贈るタイミングやマナーをご紹介します。
身内や職場の人に出産祝いを贈る際に必要な4つのマナー
出産祝いは、以下の4つのマナーを意識して贈るようにしましょう。
1.出産祝いは適切なタイミングで贈る
2.六曜を考慮して贈る日を決める
3.出産祝いは出産前には渡さない
4.出産祝いを贈るのが遅れたらフォローをしっかりと行う
出産の吉報を耳にすると、うれしい気持ちからつい「早く渡したい」と勇み足になってしまいがちでしょう。しかし出産祝いは贈る時期や日取りを誤ると、逆に相手に迷惑をかけてしまうこともあります。
相手に気を遣わせたり不快感を与えたりすることのないよう、出産祝いは上記の贈る時期や六曜を考慮した日取りの決め方、フォローの仕方などのマナー面に十分注意して贈ることが大切です。
出産祝いを贈るのに適切な時期
出産祝いを贈るタイミングは、産後1週間から1カ月までの間が望ましい時期です。赤ちゃんが誕生した家では生後7日目には赤ちゃんの名前をお披露目するお七夜、生後1カ月後には神様に誕生を報告して健康を祈願するお宮参りといった行事が続きます。産後の節目となるイベントが続くタイミングなので、それらの間に贈るのがよいとされています。
早く赤ちゃんに会いに行きたかったり、お祝いを渡したかったりと気持ちが高まってしまうものですが、あまりに早く贈るのもマナーとしてはよくありません。お母さんの体調回復や赤ちゃんの健康といったことも考えて、最適なタイミングで贈るようにしましょう。直接自宅に訪問する場合は特に、タイミングを慎重に考えなければいけません。
六曜の中で選ぶならいつ贈るのが良いのか
昔から日本人の生活に根付いている六曜という歴注があります。カレンダーにある大安、友引など6種の曜からなるものです。曜にはそれぞれ縁起にまつわるいわれがあります。縁起の良い曜と縁起の悪い曜があり、大安が何事に用いるにもよい吉日です。
六曜を考慮して出産祝いを贈るのであれば、吉日である「大安」に渡すのがベストです。お祝いの気持ちがいっそう伝わるでしょう。
友を幸せに導くという意味のある友引や、大安と友引に次いで縁起が良いとされている先勝を選ぶのもよいでしょう。最近では六曜を意識しない人も増えているため、必ずしもこだわる必要はありません。しかし、せっかくお祝いの気持ちを伝えるのですから、六曜を考慮した日を選ぶのがおすすめです。
出産前にプレゼントを渡すのはありなのか
家族や友人から妊娠の報告を受けると、早くお祝いを贈りたいという気持ちになってしまう人もいることでしょう。しかし、出産前に出産祝いを贈ることはタブーとされています。妊娠してから出産するまでに何が起こるか分からなかったり、出産が命がけであったりすることが理由です。
自分の子ども夫婦に赤ちゃんが誕生するといった場合にはベビーベッドやベビーカーといった必要なものを出産前に贈ることもあります。しかし、そのような場合を除いては出産前に贈るのは避けた方がよいとされています。母子共に健康であることが確認できてから贈るようにしましょう。
出産祝いが遅れた際のフォロー
出産祝いはお宮参りまでに贈らなければいけないというものではありませんが、できるだけ産後半年ころまでに渡すのが望ましいでしょう。仕事やプライベート上の理由でやむを得ず出産祝いを贈るのが遅れた場合には、しっかりとフォローを行う必要があります。
その際には、以下の点に注意して対応しましょう。
・赤ちゃんとお母さんを思いやる内容でお詫びの言葉を添える
・相手の都合を聞いた上で可能なら手渡しで届ける
・配送する場合は、お詫びとお祝いのメッセージを添える
・贈るタイミングに適した品物を贈る
出産祝いを贈る時期が生後半年を過ぎてしまった場合には、ハーフバースデーや1歳の誕生日プレゼントとして贈ります。そのころは新たに必要になるものが出てくる時期でもあるため、お母さんに自由に選んでもらえるカタログギフトを贈るとよいでしょう。
出産祝いの時期を見誤らないためのチェックポイント
出産祝いを贈る時期を見誤ってしまうと、せっかくのお祝いの品も相手にとって迷惑なものとなってしまうことがあります。そうならないために、出産祝いを贈る前には「出産予定日」「お母さんや赤ちゃんの体調」「訪問する時間帯」を確認しておくことが大切です。
出産予定日はいつか
出産祝いを準備するにあたり、相手に出産予定日がいつなのか確認をとりましょう。実際の出産日は予定日とはずれることもありますが、大体の日程が分かれば出産祝いを用意する日や贈る品を選ぶ参考になるでしょう。
予定日が冬なら厚手の暖かい素材の肌着やおくるみ、夏なら薄手のブランケットなど、そのときにお母さんと赤ちゃんが必要になるものを贈ることができます。また赤ちゃんの性別が分かっている場合には、聞いておくのがおすすめです。
出産祝いを贈る相手の調子
産後のお母さんは出産時の傷が癒えておらず、体調が万全ではないことがあります。また頻繁な授乳やおむつ替えで、夜も満足に眠れない日々を過ごしていることも考えられます。出産祝いを渡しにお家を訪問したい場合には、事前にお母さんや赤ちゃんの体調や都合を確認しましょう。
自分の都合で日時を指定するようなことはせず、相手の都合を最優先に決めることが大切です。相手の調子がよくない場合には訪問は避け、配送でお祝いを贈るようにしましょう。
訪問する時間帯を意識すること
出産祝いを渡しに行く際には、時間帯に注意しましょう。産後の赤ちゃんは2時間~3時間おきにミルクを飲み、寝たり起きたりを繰り返します。お母さんはその育児の合間をぬって会う時間を作ってくれるため、訪問前にはいつ伺ってもよいかを確認する連絡を入れましょう。
また訪問は大勢で行かないようにするのが大切です。特に産後間もない赤ちゃんは免疫が十分ではないため、小さな子どもを連れて伺うのは避けましょう。
男性の訪問も控えるのがマナーです。産後のお母さんは育児に追われ、お化粧にまで手が回らないこともあるでしょう。スッピンを見られたくないという女性は多いため、男性は遠慮するのが賢明です。
出産祝いの時期に関して相談したい相手
出産祝いを贈る時期をいつにするか迷った際は、信頼できる人に相談するのがおすすめです。贈る相手と近しい関係の人に相談するのもよいですし、出産祝いのギフトを専門に扱う業者の人に相談するのもよいでしょう。
ここでは出産祝いの時期を相談するのにふさわしい相手と、どのようなことを相談したらよいのかについて解説します。
身内や職場の人
身内や職場の人と相談し、出産祝いを「いつ贈るか」「一緒にお金を出して連名で贈るか」などを決める必要があります。出産祝いを贈る時期は生後7日~1か月の間が望ましい時期ですが、出産直後は日々の育児が忙しくこの期間が相手にとってベストであるとは限りません。
相手の出産後の状況を把握している身内や職場の人と相談して、負担にならないベストな時期に出産祝いを贈りましょう。また職場の人同士など何人かでお祝いの品を購入する場合、「慶事積立金から出す」「金額は◯◯円」などの規定を設けているところもあります。規定がある場合には、それにしたがって贈るようにしましょう。
専門業者の人
出産祝いのギフトを取り扱う業者の中には、専門スタッフが出産祝いに関するさまざまな疑問に応えてくれる相談窓口を設置しているところがあります。メールでの対応だけでなく、電話で専門オペレーターに直接相談できるサービスを提供しているところもあるため、出産祝いの時期に迷った際には心強い味方となってくれるでしょう。
ハーモニックでは、カタログギフトの注文方法から出産祝いの贈り方のマナーのご相談にいたるまで、ギフトに関する疑問やご質問など、どのようなことでもお応えする「ご購入相談ダイヤル」を設置しています。豊富な専門知識をもったスタッフが相談を受け付けているので、出産祝いのギフト選びのパートナーとしてぜひご活用ください。
出産祝いの時期をはずさないためのコツ
出産祝いは相手の負担や迷惑にならないよう、適切な時期に贈ることが大切です。しかし自身の仕事やプライベートに追われ、ついつい出産祝いを贈るのを忘れてしまったということもあるでしょう。ここでは、出産祝いの時期をはずさないために心がけておきたいポイントをご紹介します。
出産祝いの品物を見るだけのフットワークをもつこと
出産祝い選びに関わらず、「何かのついでに……」という気持ちだとどうしても行動が後回しになってしまうでしょう。出産祝いをベストなタイミングで贈るためには、「出かけたついで」ではなく、品物選びだけを目的に出かけるフットワークをもつことが大切です。
仕事やプライベートで忙しくても、できる限り出産祝いの品物をチェックする余裕を作るようにしましょう。お店に出かける時間を確保できない場合には、インターネットで出産祝いのギフトを専門に扱っているサイトを調べるのがおすすめです。インターネットサイトであれば、出かける労力をかけることなく効率的にギフト選びができるでしょう。
日頃からのスケジュール管理
出産祝いを贈るタイミングが早すぎたり遅すぎたりしないよう、日頃からスケジュールの管理をしっかりと行いましょう。手帳やメモアプリなどに相手の出産日やお七夜、お宮参りなどの時期を入力して管理するのもおすすめです
スケジュール管理を行うことで、ギフト選びから出産祝いを渡す日取り決め、手配まで計画的に進められるでしょう。
出産祝いに贈るプレゼントの金額相場
出産祝いとしてプレゼントを贈る場合、家族や親族であれば1万円〜3万円、友人や会社の同僚であれば3,000円〜1万円程度が相場です。明確な決まりがあるわけではないため、相手との関係の深さによって決めるとよいでしょう。
お祝いを贈ろうと思っている相手からこれまでに出産祝いをいただいたことがある場合は、同額程度でプレゼントを選びましょう。現金で渡す場合も相場額は変わりません。同僚数名でひとつのものを贈るといった場合の相場はこの限りではなく、1万円〜3万円程度のものを贈るとよいでしょう。
まとめ
家族や友人に赤ちゃんが生まれたら、素敵なプレゼントでお祝いをしたいものです。渡すタイミングとしては、生後1週間から1カ月以内に贈るのがマナーとなっています。お祝いを持って病院や自宅を訪問する際は相手の体調を気遣って長居をしないように注意しましょう。送付する場合も相手が受け取りやすいような時間を指定する配慮が必要です。
どのようなプレゼントを贈るか迷うかもしれませんが、一番に相手が喜んでくれるようなものという基準を大切に選んでみましょう。
なかなかひとつに絞りきれなかったり、相手に気に入ったものを選んでもらいたかったりする場合には、カタログギフトが便利です。ハーモニックのカタログギフトはバリエーション豊富で、贈る側も選ぶ楽しみを味わえます。豊富なラインナップから相手に喜ばれるカタログギフトをみつけましょう。
「きらきらコース」 4,180円(税込)
ご近所やちょっとした知り合いなど、「あまり親しくはないけれどお祝いの気持ちを贈っておきたい……」そのような時に
3,000円のカタログギフトで選べるのは以下のような品物です。
・赤ちゃん向けの食器セット
・簡単な木のおもちゃ
・おままごとセット
・スタイやハンカチのセット
・母子手帳ケース
・お人形
・ベビーケアセット
・哺乳ビンのセット
・スリーピングピロー
・おむつペール
・ガラガラ
・おむつ替えシート
「わくわくコース」 6,380円(税込)
5,000円前後のカタログギフトは、職場の方や友人など、より近しい人が対象となってきます。もっともポピュラーな価格帯といえるでしょう。
5,000円のカタログギフトでは、以下のような品物が選べます。
・お洋服のセット
・いろんなおもちゃがつまったセット
・ブロックのおもちゃ
・レールと電車のおもちゃ
・バスタオルのセット
・おしょくじセット
・リュック
・ブランケット
・ボディウォッシュ
・マザーズバッグ
・キルトケット
・綿毛布
・ガーゼケット
「にこにこコース」 11,880円(税込)
10,000円前後のカタログギフトでは、選べるプレゼントもかなり豪華なものになってきます。特に親しい同僚や友人、家族が対象となってきます。
10,000円のカタログギフトでは以下のような品物が選べます。
・おくるみ、ビブのセット
・ベビードレス
・パイルチェア
・遊ぶスペースをつくるプレイグラウンド
・音を出してあそぶ楽器風のおもちゃ
・お人形とおうちのセット
・ベビースキンケアセット
・テーブルチェア
・ベビースリング
・ニットスリング
・ベビーソファ
「ふわふわコース」 22,880円(税込)
20,000円前後のカタログギフトだと選べるプレゼントもより豪華になります。個人で贈るというより、みんなでお金を出しあって連名で贈る場合に選ぶのもいいでしょう。
・ニットスリング
・ドレスセット
・湯あがりポンチョ
・ベビーソファ
・くるくる回るベッドメリー
「すやすやコース」 33,880円(税込)
30,000円前後のカタログギフトともなると、家族やお孫さん、特に親しい人へのプレゼントとなるでしょう。連名で贈る場合にも向いています。
・お洋服セット
・パイルチェア
・プレイグラウンド
・汽車のおもちゃ
・食器セット
・ベビーケアセット