我が子や親戚の子が結婚すると、両親・親族からお祝いが贈られるケースも多く見られます。ご祝儀・贈り物の相場や、お返しについて知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、両親・親族から贈る結婚祝いについて詳しく解説します。内祝いに迷ったとき、適したギフトを選ぶ参考に役立ててください。
【親族から】親族はどこまで結婚祝いを渡すべき?
そもそも親族とは、どこまでの人を指すのでしょうか。民法において親族は、6親等内の血族である者、および配偶者と3親等内の姻族である者と定められています。その中で、結婚式に招待するのは、兄弟姉妹と親の兄弟姉妹、いとこくらいまででしょう。
もし結婚式に呼ばれなかったり、結婚式自体をやらなかったりしても、兄弟姉妹と親の兄弟姉妹、いとこは結婚祝いとしてご祝儀を包むのが一般的です。ただし、親戚付き合いの関係性や常識なども各家庭や地域によって異なるため、親族間で話し合っておくとよいかもしれません。
【親族から】結婚祝いの相場
結婚式のご祝儀はお祝いだけでなく、結婚式のおもてなしにかかる費用と考える必要があります。つまり、結婚式に出る人は、式に出ない人より多めに包まなくてはなりません。親族が結婚式に出る場合のご祝儀額相場は、5〜10万円です。
ただし実際は、渡す人の年齢によってご祝儀額は大きく異なります。たとえば、収入が少ない20~30代の人や学生の場合は、平均よりも少ない金額を包む傾向です。また、家族と同居している人や収入がない人は家族でまとめて包むこともあります。
【親族から】結婚式なしの場合の結婚祝い相場
結婚式がない場合、親族はいくらくらいご祝儀を包めばよいのでしょうか。ここからは、結婚式なしの結婚祝い相場について解説します。
おじ・おば・いとこへ贈る場合
結婚式なしの場合、おじ、おば、いとこへのご祝儀相場は3万円です。ただし、ご祝儀を贈る相手が自分より年長の場合は、お金を多く包むと相手に気を遣わせてしまう可能性があります。
贈る側の年齢やお付き合いの関係性などそれぞれの状況を考慮したうえで、金額を決めるとよいでしょう。また、他の親族とのご祝儀額に大きな差が出ないよう、いくら包むかについては親族間で揃えるのが一般的です。
甥・姪へ贈る場合
自分よりも年下の甥や姪が結婚するときのご祝儀は、5万円が相場です。ただし、甥や姪との付き合いが深く、親しい間柄である場合は5万円以上を包むケースもあります。なかには「小さい頃からかわいがってきた〇〇ちゃんが結婚するなんて!」と奮発して10~15万円包む人もいるようです。
なお、遠方であったり、付き合いがなかったりする場合でも、甥や姪は自分の兄弟姉妹の子どもという関係性にあたりますから、最低でも5万円は包むとよいでしょう。
【親族から】結婚祝いにプレゼントを贈る人も多い
あまり親戚付き合いがない人の中には、結婚祝いにご祝儀ではなくプレゼントを贈る人やご祝儀にプレゼントをプラスして贈る人もいます。ここからは、結婚祝いにおすすめする人気のプレゼントを紹介します。
カタログギフト
結婚祝いにプレゼントを贈りたいと思っても、お付き合いがないと相手の好みはわからないものです。せっかく贈るのだから、喜んでほしいと思うのは当然でしょう。そこでおすすめなのがカタログギフトです。
カタログギフトなら、受け取った人がカタログの中から好きなアイテムを選べるので喜んでもらえます。カタログの種類によってブランドものから食品、体験ギフトまで豊富に揃っているので結婚祝いにぴったりです。
キッチン用品
結婚祝いのプレゼントには、二人の新生活で使えるキッチン用品もおすすめです。たとえば、一人暮らしのときは必要なかった大きめの鍋をプレゼントするのはいかがでしょうか。
特にル・クルーゼやストウブなどデザイン性の高い鍋は、結婚祝いのプレゼントに人気があります。おしゃれでセンスのよいキッチン用品は、おうちで過ごす二人の時間がより一層豊かなものになるはずです。
ペアの食器
結婚祝いにペアの食器をプレゼントする人も少なくありません。二人で使える夫婦茶碗やペアグラスなどのお揃いの食器は、新婚夫婦に喜ばれます。なかでも、自分自身では手が出ない有名ブランドの食器が人気です。二人の食卓を華やかにするおしゃれで使い勝手のよい食器なら、長く使ってもらえるでしょう。
「二人の食卓が明るく、幸せでありますように!」とお手紙を添えて、ペアの食器を贈ってみてはいかがでしょうか。
【親族から】結婚式なしの場合の結婚祝いの渡し方
ここからは、結婚式をしない場合の結婚祝いやご祝儀の渡し方を解説します。
できれば直接手渡しをしよう
結婚祝いをはじめとするお祝いごとは、なるべく早く贈るのが丁寧だとされています。そのため結婚祝いは、相手から結婚するという報告を受けてから1カ月以内に贈るのが一般的なマナーです。
お祝いが遅れてしまったときは、遅くなったことをお詫びするメッセージを添えましょう。なお、ご祝儀や結婚祝いのプレゼントは、直接手渡しする方法が望ましいとされています。タイミングが合う場合は、手渡しがおすすめです。
手渡しが難しい場合は郵送でもOK
遠方であったり、予定が合わなかったりして結婚祝いを直接渡せない場合は、配送でも問題ありません。ただし、ご祝儀とプレゼントでは送り方が違うので要注意です。
ご祝儀の場合は、ご祝儀袋に入れて現金書留で送ります。このときご祝儀だけを送るのではなく、手紙を添えて贈るのがマナーです。またご祝儀と一緒にプレゼントを贈りたい場合は、ご祝儀は現金書留で、プレゼントは配送サービスを利用して送ります。
【両親から】両親から子どもへの結婚祝いはあり?なし?
両親から子どもへの結婚祝いは、基本的に両親の希望によって判断されます。「贈らなければならない」というものではなく、本人の考え方が異なる点を理解しておきましょう。
贈るかどうかの基準となるのは、結婚式を行うための出費です。両親が一部または全額を負担する場合は、式の費用をお祝いと考えてご祝儀や贈り物を用意しないケースも見られます。
【両親から】両親からの結婚祝いのパターン別相場
子どもへの結婚祝いを検討している方は、状況に応じた相場を把握しておきましょう。結婚式費用の援助や贈り物のスタイルによって異なるためです。結婚式を挙げないケースも含め、3パターンの相場をご紹介します。
結婚式の費用援助をしない場合
両親が結婚式の費用を負担しない場合は、100,000円~300,000円がご祝儀の相場です。結婚式を挙げるには大金を要するため、新郎新婦の経済的負担を和らげる金額を意識すると決めやすくなるでしょう。新郎新婦が経済的に自立している場合は、金額を下げたりご祝儀を用意しないケースもあります。
結婚式がない場合
結婚式を挙げる予定がない場合は、新婚旅行や新生活での出費を考慮して100,000円程度を目安にしましょう。若い世代の結婚では増額するケースもあります。
品物を贈る場合
ご祝儀ではなく品物を贈りたい方は、新生活に活用できるものを選ぶとよいでしょう。相場を100,000円~300,000円とし、家電製品のような高額になりやすい品物を贈るケースも多く見られます。
ただし、すでに備わっているものを購入するリスクに注意が必要です。事前に相談したり一緒に買いに行ったり、子どもが望むものを選べるよう配慮しましょう。
【子どもから】両親・親族へのお返しは贈るべき?
両親からの援助の意味合いが強い子どもへの結婚祝いであっても、お返しを用意して贈るのが一般的な考え方です。両親・親族から受け取った金額を基準にすると負担になりやすいため、無理のない範囲で予算を決めましょう。
両親・親族にも結婚内祝いを贈るのがベター
両親・親族から結婚祝いをもらったら結婚内祝いを用意しましょう。贈るときは、感謝の気持ちが伝わるようメッセージを添えるのがおすすめです。口頭で言いにくいことも文面であれば表現しやすいため、受け取った両親・親族にも喜んでもらえるでしょう。
費用は無理のない範囲で
一般的な内祝いでは「半返し」といった言葉もありますが、両親・親族へ贈る場合はこだわらなくても問題ありません。半額でも100,000円以上になる可能性があるためです。あくまでも自分が負担に感じない金額を見極め、気持ちよく受け取ってもらえるよう予算を決めましょう。
【子どもから】両親・親族への内祝いで困ったケースの解決法
両家から結婚祝いをもらった場合、お返しの内容に迷うことがあるかもしれません。金額に差がある場合は、特に基準を決めにくくなるでしょう。内祝いで困ったときの解決法を、3つの項目に分けてご紹介します。
もらった結婚祝いが高額で内祝いのマナー額を出せない
一般的に知られているマナー上、内祝いに適切な相場はいただいた金額の1/2~1/3です。両親・親族からもらった金額が高額な場合には、自分自身の経済状況を基準に選んでもよいでしょう。
品物でもらったので基準となる金額がわからない
品物を受け取った場合、より高額なお返しにならないよう大まかな金額を把握できると安心です。インターネットで類似の商品やサービスを探し、基準となる金額をピックアップしておきましょう。どうしても検討がつかない場合は、両親や親族に直接たずねてみるのもひとつの方法です。
もらった額に差がある
両家からの贈り物に金額差がある場合、「お返しにも差が出るのではないか」と不安に感じるでしょう。形に残るものは金額が明確化になりやすいため、お酒や食べもののグルメギフトを選ぶのもおすすめです。カタログギフトであれば多くの商品から選んでもらえるので両家で商品が被ることもないため、品物の価格帯を気にせずにプレゼントできます。
【子どもから】両親・親族への内祝いにおすすめのカタログギフト
価格や品物の内容に悩んでいる方は、カタログギフトから魅力的な内祝いを受け取ってもらいましょう。ここからは、ハーモニックが販売するおすすめのカタログギフトを3種類ご紹介します。
本物を知っている方へ「ア・ラ・グルメ」
全11コース 4,400円~56,100円 を展開するカタログギフトです。有名ブランドグルメや産地直送のグルメなど、味にこだわる方でも満足できる商品をそろえています。料理へのこだわりが強い方にもおすすめのギフトです。
幅広いジャンルから選べる「テイク・ユア・チョイス」
食べものに限定した贈り物が不安な方は、幅広いジャンルを取り扱うカタログギフトも視野に入れておきましょう。テイク・ユア・チョイスは全16コース3,080円~55,880円を展開しています。グルメやブランドアイテムだけでなく、温泉利用券・食事券といった体験型ギフトも選択可能です。
結婚祝いやお返しにカタログギフトを贈ろう
両親・親族からの結婚祝いは、双方の経済状況や結婚式の有無によって異なります。家庭内での考え方を前提にしたうえで、お互いが気持ちよく受け取れるような環境を整えましょう。カタログギフトのプレゼントは、商品選びの負担を軽減したい方にも適した方法です。
結婚祝いのプレゼントやお返しを探している方は、ぜひハーモニックの販売サービスをご活用ください。両親・親族へのお返しとして魅力的なカタログギフトも多数取り扱っています。