結婚などのお祝いでプレゼントを贈るときは、使ったあとになくなる「消えもの」を選ばないほうがよいといわれています。しかし、最近は実用的な消えもののほうが喜ばれるケースもあるため悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、消えものを贈る行為がタブーとされる理由や「消えものを贈りたい」という方におすすめのプレゼントの選び方をご紹介します。金額と時期も考慮しながら、相手に満足してもらえるものを選びましょう。
結婚祝いに消えものを贈るのは基本タブー
「消えもの」はひと昔前まで、慶事の贈り物にはタブーとされていました。現在でもマナー違反ととらえる方もいるため、相手との関係性や認識の違いを理解する必要があります。消えものの基本的な概念と縁起が悪いといわれる理由をおさえておきましょう。
消えものとは
消えものは、言葉のとおり「消えてなくなる」消耗品を意味します。同じものをいつまでも使い続けることが難しい、以下のような商品が代表例です。
・調味料
・タオルなどの日用品
・コーヒーなどの飲み物
・お菓子・フルーツなどの食べ物
かつては好ましくないという印象をもたれていた贈り物ですが、合理的な考え方の下で多くの方がギフトに選ぶようになっています。相手の考えによってとらえ方も異なるため、よいか悪いかの判断は一概にできないということを理解しておきましょう。
縁起が悪いと思われる場合もある
消耗品が贈り物としてふさわしくないといわれているのは、結婚のお祝いだけではありません。香典や引き出物としても縁起が悪いといわれています。「消える」という言葉から以下のようなイメージを連想してしまうためです。
・結婚の喜びが消える
・故人の存在を忘れる
・記憶に残らない
結婚祝いに消えものを選ぶなら工夫しよう!
ギフトを贈る相手が気にしないようであれば、お祝いに消えものを渡しても問題ありません。ただし、あまりに日常的な商品はプレゼントの特別感を活かせないため、少し高級感のある商品を選んでもよいでしょう。日もちするものを贈るのもおすすめです。
普段使いよりリッチなものを選ぶ
消えもののギフト選びに迷ったときは、普段使いよりリッチな印象を受けるものを選んでみましょう。日用品や食べ物はコスパを重視して購入するケースが多く、高級感のある品物に手を伸ばす機会が少ないためです。極端に高価な贈り物をひとつだけ選ぶのではなく、少しリッチなものを複数そろえてもよいでしょう。
日もちするものを選ぶ
食べ物をプレゼントする場合は、賞味期限にも配慮しなければなりません。フルーツのような生ものより日もちするもののほうがおすすめです。結婚でライフスタイルが様変わりすることも想定し、相手の好きなタイミングで消費できるものを選ぶよう意識しましょう。
結婚祝いに喜ばれる消えもののプレゼント
結婚祝いのギフトに消えものを贈る方も増えているとはいえ、そうした経験がなければ「どのようなものがよいかわからない」と戸惑うこともあるでしょう。一般的に定番といわれる商品を把握して、そのなかで相手に合わせて喜んでもらえるものを選ぶと安心です。ここで特におすすめの3つをご紹介します。
こだわりの洗剤
洗剤は、毎日のように使う消耗品です。夫婦での生活が始まると1回あたりの洗濯物も増えるため、洗剤の減りが早くなるかもしれません。日常的に購入するメーカーやブランドを決めている方も多く見られますが、いつもと違った少し高級な洗剤を使えば気分転換にもなるでしょう。
できれば、相手の好きな香りだけでなく、液体、固形といったタイプの好みも聞いてから選ぶのがおすすめです。
料理に役立つオリーブオイル
料理好きな新郎新婦には、さまざまなメニューに合うオリーブオイルも贈り物として適しています。好き嫌いが分かれにくく、多くの家庭で活用されている調味料でもあるからです。価格帯は非常に幅広いため、普段買いにくい高級なものを選ぶとよいでしょう。パッケージを小分けにしてあるものなら、少しずつ長期的に利用できます。
癒やしの入浴剤
日々の疲れをほぐし、リラックスした気分を味わってほしいという願いを込めるなら、入浴剤がおすすめです。香りの好き嫌いがある場合も考慮して、ラベンダーやハーブなど定番の種類を選ぶほうがよいかもしれません。入浴タイムにこだわっている方に、特に適した商品といえます。
結婚祝いに消えものを贈る時期や金額
結婚祝いは適切なタイミングで贈る配慮も必要です。結婚式直前や直後といった時期を避け、マナー違反にならないタイミングを把握しておきましょう。金額の相場は関係性、親密度によって異なる場合もあるため、あくまでも判断の参考材料として役立てるのがおすすめです。贈り物の時期と金額について解説します。
結婚祝いを贈る時期とは
結婚祝いのギフトは、結婚式の1か月~2か月前を目安に贈るのが一般的です。配送する場合は在宅時間に届けるなどの配慮が必要です。購入後、しばらく自宅で保管する場合は賞味期限も確認しておきましょう。長期間保管するなら、数か月から数年間にわたって使えるものを選ぶのがおすすめです。
結婚祝いの相場とは
プレゼントの相場は関係性によって異なります。商品の金額は以下の相場を目安に選びましょう。
兄弟 | 20,000円〜30,000円 |
---|---|
親戚 | 10,000円〜20,000円 |
親しい友人や同僚 | 5,000円〜10,000円 |
お世話になっている上司 | 15,000円〜20,000円 |
部下 | 10,000円〜15,000円 |
付き合いが浅い友人 | 3,000円〜5,000円 |
結婚祝いに消えものを贈るか迷うときはカタログギフト!
「ひとつの商品に絞れない……」という方は、ハーモニックのカタログギフトにお任せください。1冊の中に食べ物から体験ギフトまで、幅広いジャンルを取りそろえています。Webサイトで申し込めるカードタイプのカタログギフトもあるため、相手の生活状況や好みに適したものを選べるでしょう。中でも結婚祝いにおすすめの3商品をご紹介します。
ネットで選べるカードのやさしいみらい e-book
一般的なブックタイプとは異なり、スマートフォン、パソコンなどの端末から商品を選べるカタログギフトです。カードに記載してある情報を入力すると、該当商品を閲覧できます。オーガニックのアイテムも多数取り扱っているため健康に気をつけている方や環境にやさしい生活を送りたい方にもおすすめです。
ハイセンスな暮らしを贈るBEAMS DESIGN CATALOG GIFT
雑貨や衣料品ブランドとして人気のBEAMS DESIGN(ビームス デザイン)商品を最大約100点ピックアップしています。リッチな気分と遊び心を両方楽しめるアイテムラインアップが魅力です。新生活に役立つ食器類も掲載しているため、おしゃれなライフスタイルを目指す方もお気に入りのギフトを見つけられるでしょう。
体験型ギフトも選べるテイク・ユア・チョイス
人気店のグルメから体験型ギフトまで、幅広い商品を最大約2,300点掲載したカタログギフトです。消えもの以外の商品も選べるため「失礼に感じるかもしれない」と不安を抱えている方にも適しています。
まとめ
食べ物や消耗品を総称して表現される「消えもの」は、受け取る方によっては喜ばれる贈り物です。マナーに気をつけ、賞味期限や相手の好みも考慮しながら選ぶとよいでしょう。しかし、配慮が必要かどうかリサーチできない場合は消えものでもそうでないものでも選べるカタログギフトがおすすめです。
カタログギフトに関する疑問や不安を抱えている方は、ぜひハーモニックまでお問い合わせください。結婚祝いを贈る際のマナーだけでなく、どのようなものがギフトとして好まれるかまでご提案します。