この記事では、入学祝いのお礼状の書き方についてご紹介します。お礼状の文例も紹介しますので、お礼状を書くのが初めてという方も安心してお礼状を用意することができます。ぜひ参考にしてみてください。
入学内祝いのお礼状を用意する際気を付けること
入学祝いをいただいたら、お礼状や内祝いを用意しましょう。大切なのは、子どもの成長を喜んで入学祝いを贈ってくださった方に、失礼のないように対応することです。そのためには、お礼状を出すタイミングや内祝いへの考え方など押さえておきたいポイントがあります。こちらでは、入学内祝いのお礼状を用意する際に気をつけることをご紹介します。
入学祝いをいただいたら
子どもの入学を前にお祝いをいただいたら、まずはお礼状を用意しましょう。お礼の電話をした場合にも、別途お礼状を出すのがマナーです。
入学祝いは収入のない子どもに対するお祝いになることが多いため、基本的にお返しは必要ないという考え方もありますが、地域によっては入学内祝いを贈るほうがよい場合もあります。またお礼状だけの場合よりも感謝の気持ちが伝わりやすいものです。
地域の慣習や入学祝いをいただいた方との関係性に合わせて入学内祝いを選びましょう。
なるべく早く出す
入学祝いをいただいたら、できるだけ早くお礼状を出すのが大切です。入学準備などで忙しい時期ですが、相手に失礼のないよう早めに対応しましょう。なるべく早くお礼状を出すことで、感謝の気持ちも伝わりやすくなります。
また入学内祝いを贈る場合も、お礼状はすぐに出すのがマナーです。書状か電話ですぐに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。電話の場合は、子ども本人からも「ありがとうございました」と直接お礼を伝えるのがおすすめです。
お礼状に書く項目は?
お礼状を書く前には、身構えてしまう方もいるかもしれません。しかし、お礼状に書く項目を押さえれば、書き方はそれほど難しくありません。あまり堅苦しく考えすぎず、お礼状を受け取る立場なら、と自分に当てはめてみるとお礼状を書きやすくなります。以下の項目を参考に、入学祝いをいただいた感謝の気持ちを自分の言葉でまとめましょう。
時候の挨拶
マナーを守ったお礼状にするために、時候の挨拶を入れるのが大切です。時候の挨拶は月によって変わるため、お礼状を出すタイミングで使い分ける必要があります。
3月の時候の挨拶には、「早春の候」「春暖の候」「初春の候」などがあります。「桃の節句を過ぎ、ようやく春めいてまいりました」「寒さの中にも春の気配を感じるころとなりました」など季節を表す言葉もよいでしょう。
4月の時候の挨拶には「陽春の候」「桜花の候」「春爛漫の侯」などがあります。「桜の花のたよりが聞かれるころになりました」などの言葉で、お礼状を書き始めるのもよいでしょう。
お礼の気持ちや本人の喜ぶ様子を伝える
お礼状のメインの内容となる感謝の思いは、丁寧に伝えましょう。「お心遣いをいただきありがとうございました」など、入学祝いをいただいたことへのお礼を自分の言葉で表現するのが大切です。
また子どもが喜んでいる様子や実際に使っていることなどを伝えることで、入学へのお祝いの気持ちが増したり贈ってよかったと思ってもらえたりするでしょう。
文章を書くのは苦手という方もいるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。心を込めて感謝の気持ちを書けば、きっと相手に伝わるでしょう。
学校に通っている様子(感想)
お礼状では、子どもが学校に通っている様子を伝えるのもよいでしょう。「友達がたくさんできました」「学校で初めてこんなことを体験しました」「毎日楽しく学校に通っています」などを文面に加えることで、子どもの元気な様子を伝えられます。
また学校で使うものをお祝いでいただいた場合、その感想を伝えるのもよいでしょう。学校で使うものを贈った方は、それが役立っていると知るとうれしくなるからです。お礼状は、子どもの様子を絡めて書きましょう。
親子双方の名前を記載する
入学祝いへのお礼状は親が書くのが一般的ですが、結びの言葉の後には親子で名前を記載します。お礼状を書いた本人と、子どもの名前を並べて書きましょう。両親の名前と子どもの名前を並べて書いても構いません。
子ども本人がお礼状すべてを書くのは難しくても、子どもが文字を書ける場合は「ありがとうございました」などの一文を書き添えるのもよいでしょう。祖父母へのお礼状の場合は、子どもが似顔絵や絵を描くことでも喜ばれます。
今後のこと
お礼状には入学祝いをいただいた感謝の気持ちを書くのはもちろんですが、「今後もよろしくお願いします」という意味合いを込めるのがよいでしょう。
子どもが成長するにつれて、親戚やご近所などさまざまな人とのつながりが深くなることもあります。今後のお付き合いを円滑にするためにも、これからのことについて触れておくのがおすすめです。「今後とも成長を見守っていただきたく」などの言葉でお礼状をまとめましょう。
入学内祝いのお礼状の文例
お礼状をいざ書くとなると、不安だという方もいるでしょう。そのような方のために、アレンジができる文例をいくつかご紹介します。
親が書く場合
【文例1:目上の方に送る場合】
拝啓陽春の候、いかがお過ごしでしょうか。
このたびは長男○○の入学にあたり、あたたかいお心遣いをありがとうございました。
無事に入学式を終え、新しい生活にも少しずつ慣れてきたようです。
季節の変わり目ですので、体調を崩されませんようご自愛くださいませ。敬具
本人の名前
子どもの名前
【文例2:親戚に送る場合】
花の色が美しい季節になりました。
皆様元気にお過ごしでしょうか。このたびは○○(子どもの名前)の入学祝いに図書券をありがとうございました。お二人のお心遣いに○○も大変喜んでおり、早速大好きな本を買い求めさせていただきました。
無事入学式を終え、○○は毎日楽しそうに学校に通っております。仲のよい友達もできたようで、学校から帰るといろいろな話をしてくれるのが私たちの楽しみにもなっています。今後とも親子共々よろしくお願いいたします。
またお会いできるのを楽しみにしています。本人の名前
子どもの名前
子どもが書く場合
子どもがお礼状を書く場合、特に形式は決まっていません。簡単なメッセージでも、一生懸命書いてくれたというだけでとても喜ばれるでしょう。
また、メッセージとともに絵を描くのもおすすめです。「ありがとう」の一言に絵が添えてあるお礼状も、見ていて幸せな気持ちになるでしょう。 以下のメッセージを参考に、感謝の気持ちが伝わるようアレンジしてみてください。子どもがお礼状を書く際には、親がサポートしてあげましょう。
【文例1】
○○さんへ
おいわいありがとうございます。
がっこうで●●(お祝いの品物)をつかっているよ。
たくさんともだちをつくって、べんきょうもがんばります。
またあそびにいくね。
【文例2】
おじいちゃん、おばあちゃん、すてきなプレセントをありがとう。
だいじにつかうね。
【文例3】
久しくしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
この度は入学祝いをありがとうございました。
もうすぐ大学がはじまります。念願の第一志望でのキャンパスライフがいまから楽しみです。
今後ともよろしくお願いいたします。
入学内祝いのお礼状を出すのが遅れた場合は?
入学祝いをいただいたらすぐにお礼状を出すのがマナーですが、事情によってどうしてもすぐに対応できなかったという場合もあるでしょう。そのような場合は気づいたらすぐに行動し、お祝いを贈っていただいた方に配慮することが大切です。お礼状を出すのが遅れた場合はどうすればよいのかを具体的にご紹介します。
謝罪の一文を添える
お礼状を出すのが遅くなった場合は、お詫びの一言を入れた手書きのメッセージを送りましょう。通常のお礼状の場合も、メールではなく書状で送ったり、電話でお礼を伝えた後にも別途お礼状を送ったりするのがマナーです。お礼状が遅れた場合はメールや電話ではなく、手書きの文面で送りましょう。
お礼を伝えるのが大幅に遅くなった場合には、きちんと理由を説明してお詫びの一文を添えるのが大切です。お祝いを贈ってくれた方の気持ちを無下にしないよう、できるだけ早く行動しましょう。
入学内祝いのお礼状が遅れた場合の文例
お礼状が遅れた場合は、入学祝いに対する感謝の気持ちを伝えるのはもちろん、お礼が遅れたことをしっかりとお詫びすることが大切です。
【文例】
拝啓桜花の侯、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
このたびは○○(子どもの名前)の入学にあたり、お心遣いをありがとうございました。
無事に入学式を終え、気の合う友達もできたようで、親としてはひと安心しております。
本来であれば早くお礼をお伝えすべきところ、遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
季節の変わり目ですので、ご自愛くださいませ。敬具
本人の名前
子どもの名前
まとめ
入学祝いをいただいたら、お礼状をできるだけ早く出すようにしましょう。入学内祝いと一緒に出そうと考えている方も、お礼状を先に出すことでより丁寧な印象になります。文章を書くのが苦手な方は、お礼状の文例を参考に自分の言葉でアレンジしましょう。
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子どもの成長を見守ってくれた感謝の気持ちを伝えるために、ハーモニックのカタログギフトをぜひご検討ください。