結婚祝いをいただいた際には、感謝の気持ちを込めて「結婚内祝い」を贈るのが一般的です。ただし、何を贈ればよいか、金額やマナーに悩むことも多くあります。地域や家庭によって異なる習慣もあるため、事前の準備が欠かせません。相手に喜ばれる贈り物を選ぶためには、基本を押さえておくことが大切です。この記事では、基本的なルールを踏まえながら、内祝いとしておすすめのギフト13選を解説します。
結婚内祝いのマナー

贈る相手とタイミング
内祝いを贈る相手は、結婚式や披露宴に招待できなかった方や、式を行わなかった場合にお祝いだけいただいた方が主になります。連名でいただいた場合も、一人一人にお返しをするのが基本です。贈るタイミングは、挙式や入籍から1ヶ月以内が理想とされており、遅れそうな場合は先にお礼の連絡を入れましょう。
金額の目安
基本的には、いただいたお祝いの金額の半分から3分の1程度が適正とされています。たとえば1万円のお祝いをいただいた場合、3,000円〜5,000円程度のギフトが無理のない範囲です。目上の人には高価すぎるお返しは控え、相手に気を遣わせないよう配慮することが大切です。
のしの使い方
内祝いには「紅白10本の結び切り」ののし紙を使います。これは一度きりの喜びを意味する結び方で、結婚のような慶事にふさわしいものです。表書きには「内祝」あるいは「寿」と書き、下に夫婦の名前や新姓を記載します。
内祝いに添えるメッセージの書き方

相手に合わせた表現を選ぶ
目上の方や親族には、丁寧な敬語を使った改まった文面が求められます。落ち着いた表現で感謝の気持ちを伝えることが大切です。一方、友人や同僚には、柔らかく親しみのある言い回しでも問題ありません。関係性に応じて文のトーンを調整し、気持ちがしっかり伝わるように心がけましょう。
メッセージを添える際のポイント
メッセージは相手との関係性を思い出しながら、気持ちが伝わるような内容を意識すると良いでしょう。可能であれば直筆で書くと、より心のこもった印象になります。また、文面中に贈った品の名前をさりげなく盛り込むと、相手も「これは自分のために選んでくれたのだな」と感じやすくなります。
おすすめの結婚内祝いギフト13選

洋菓子・和菓子

洋菓子や和菓子の詰め合わせたギフトは、結婚内祝いギフトとして不動の人気を誇ります。いわゆる消えものといわれるもので、もらって困るということもあまりありません。また、好みが分かれた場合も詰め合わせであれば数種選べることもあり、贈りやすいのも長所です。年配の方には老舗の和菓子店の詰め合わせ、友人や同僚には人気の洋菓子店のものを贈るといったように、相手によって選び分けるのもよいかもしれません。中でも日持ちのいい洋菓子や和菓子を選ぶといいでしょう。
タオルギフト

タオルは毎日の生活で必ず使う実用品であり、誰にとっても使いやすく、好みに左右されにくいのが特長です。とくに今治タオルのような品質に定評のあるブランドや、肌ざわりの良い高級感のあるものを選べば、贈り物としての満足度も高まります。使うたびに贈り手の気配りが感じられるような、上質なタオルは内祝いに最適です。
ドリンクギフト

紅茶やジュースなどのドリンクギフトも内祝いにはぴったりです。お菓子よりさらに日持ちするものが多く、幅広い年齢層に喜ばれるギフトとして重宝します。紅茶は有名ブランドものなど、結婚の内祝いにふさわしい商品が多く発売されているのも特徴です。中にはパッケージ缶が結婚を連想させるデザインの商品もあります。また、ジュースは果物の栽培法や絞る時の製法にこだわりを持つ果汁100%の瓶入りのものやファミリー向けの手軽な缶ジュース詰め合わせなど、バリエーションも豊富です。
缶詰やジャムなどの詰め合わせセット

高級感のある食品缶詰の詰め合わせも喜ばれるもののひとつです。最近人気のサバ缶や根強い人気のカニ缶、おつまみ類の缶詰、高級ホテルのレトルトカレーなど、種類もさまざまあります。やはり長期保存できるという意味で、ジャムも人気です。製法のこだわりや見た目の雰囲気なども考慮しつつ、商品を選んでみてもいいでしょう。
ブランド牛ギフトセット

高級グルメの代表格といえば、ブランド牛といえるかもしれません。遠い産地の高級肉などはなかなか食べる機会がないこともあり、贈った相手から好評という声もよく聞かれます。生産者が丁寧に育てたブランド牛には、解説書がついたものが多いのも特徴です。解説書にはブランド牛の歴史、格付け、等級の付け方、部位により異なる味わいの特徴、選び方などさまざまな情報が記載されています。
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フルーツギフト

結婚内祝いには、高級メロンや桃、巨峰などを箱に詰めたフルーツギフトもおすすめです。果物が好きな子どもから大人まで楽しめるので、ファミリーにも喜ばれるでしょう。季節の果物を盛り合わせたフルーツの詰め合わせは、見た目が華やかで高級感があると人気を集めています。
洗剤のギフトセット

贈り物の定番ともいえる洗剤のギフトセットも、結婚内祝いにおすすめのアイテムです。洗剤にもキッチン洗剤や洗濯洗剤などさまざま種類があるため、贈る相手に合わせて選ぶとよいでしょう。たとえば、子どものいる家庭は洗濯物も多いので洗濯洗剤を贈るなど相手のニーズに合わせて選ぶとより一層喜ばれるはずです。
家電製品

職場の上司や親戚などから高額なお祝いをもらったときには、家電を内祝いに贈るのもおすすめです。特に、おうち時間を充実させるコーヒーメーカーやホットプレート、忙しい家事を楽にする電気圧力鍋、電子ケトルなどのキッチン家電は多くの人に喜ばれます。そのほか、アロマディフューザーや加湿器、マッサージ機器といった健康に配慮した家電も人気です。贈る相手によっては、スマホと一緒に使えるスマートスピーカーやイヤホンなども喜ばれるかもしれません。
ワイン・お酒

お祝いの場面でよく登場するワインや日本酒などのお酒は、結婚内祝いとしても人気があります。なかでも化粧箱に入ったギフトセットは、見た目に高級感があり、丁寧な印象を与えます。赤と白を組み合わせたワインのセットなどは、相手の好みに左右されにくいため、贈りやすいのも特徴です。贈る相手がお酒に詳しくない場合でも、飲みやすい種類を選べば安心して贈れます。
キッチン用品

料理好きの相手や、日々の家事を楽しんでいる方への内祝いには、キッチン用品がよく選ばれています。アイテムの種類も豊富で、予算に応じた選び方ができる点も魅力です。デザイン性が高く、実用性のあるキッチンアイテムは、日々の料理をより楽しくしてくれるため、贈られると嬉しいものです。見た目にこだわったものや長く使えるアイテムを選ぶことで、気配りのある贈り物になります。
コスメ・スキンケア用品

職場の同僚や友人など好みがわかっている人には、コスメやスキンケア用品を結婚内祝いに贈ってもよいでしょう。見た目が華やかなアイテムから、香りや使い心地にこだわったアイテムまでいろいろな種類があるので、好みに合ったものが見つかるはずです。また、ブランドコスメの中には名前を入れられるものもあるため、特別感のある贈り物をしたい人に人気があります。
ペア食器

結婚内祝いを選ぶ際には、品物の種類によっては注意が必要なものもあります。たとえば、食器やグラス、鏡などの割れやすいアイテムは、昔から「壊れる」ことを連想させるとして避けられてきたことがあります。ただし、最近では贈り物として一般的になっており、特にペアグラスなどは人気のある内祝いのひとつです。相手がしきたりや縁起を気にする方でなければ、こうしたアイテムも喜ばれる贈り物になります。
カタログギフト

カタログギフトは、結婚内祝いとして利用されることが多い贈り物のひとつです。贈る相手の好みが分からない場合でも、カタログの中から自由に商品を選んでもらえるため、安心して贈ることができます。内容は食品や日用品、体験型の商品まで幅広く、さまざまな年代や生活スタイルに対応しています。また、金額ごとに種類が用意されているため、お祝いの額に応じて無理なく選べるのも利便性の一つです。
結婚内祝いに人気のカタログギフト

ラ・マリエ

「ラ・マリエ」は、結婚内祝いに特化した上品なカタログギフトで、華やかなブーケの表紙と金箔の装飾が印象的です。グルメ、雑貨、体験ギフトなど約2,000点以上の商品が掲載されており、贈る相手を選ばず喜ばれる内容になっています。

テイク・ユア・チョイス

「テイク・ユア・チョイス」は、カタログギフトの中でも品質と取り扱い商品の豊富さで業界トップクラスの評価を得ている一冊です。このカタログには豪華な商品が2,000点以上掲載されており、お祝いにふさわしいアイテムが揃っています。特別な日に利用できる一流レストランのディナーチケットや、貴重な体験ができるギフトも多く用意されており、予算に応じた多様な価格帯が人気を支えています。
やさしいみらい

「やさしいみらい」は、自然や暮らしにやさしいライフスタイルをテーマにしたカタログギフトです。雑貨屋やインテリアショップのような洗練された世界観で構成されており、見た目にも楽しめる一冊です。冊子で贈るブックタイプと、気軽に使えるWebカタログのカードタイプがあります。掲載アイテムは、自然素材の石鹸やコスメ、オーガニックスイーツや野菜など、身体と環境に配慮したものが中心です。健康や環境に配慮したアイテムを好む方や、SDGsへの関心が高い方にぴったりのギフトです。

ア・ラ・グルメ

「ア・ラ・グルメ」は、名店や老舗の厳選グルメを満載したグルメカタログギフトです。このカタログには、こだわりの食材やスイーツが揃っており、贈り物として特別感を演出できるのが特徴です。例えば、人気レストランの食事券や、老舗料亭の伝統の味を家庭で楽しめるギフトセットなど、誰もが満足できる贅沢な内容が詰まっています。
BEAMS DESIGN CATALOG GIFT

「BEAMS DESIGN CATALOG GIFT」は、セレクトショップ「BEAMS」の魅力が詰まったカタログギフトです。衣類やバッグ、タンブラーなど、日常に取り入れやすいスタイリッシュなアイテムが揃っています。インテリアやファッションにこだわりのある方におすすめです。

結婚内祝いを贈る際の注意点

縁起の悪い品物は避ける
刃物や割れ物は「縁が切れる」「壊れる」といった意味を連想させるため、結婚内祝いとしてはふさわしくないとされることがあります。また、「4(死)」や「9(苦)」といった数字も避けられることがあるため、品数や組み合わせにも注意が必要です。気になる場合は、贈る前に家族や年長者に確認しておくと安心です。
地域や家庭によるマナーの違いに注意
結婚内祝いに関する考え方や慣習は、地域や家庭によって異なることがあります。たとえば西日本には「おため返し」と呼ばれる独自の風習が残っていることもあり、事前に家族や親戚に相談しておくとトラブルを防げます。
遅れてしまったときの対応法
結婚内祝いは、結婚式や入籍から1ヶ月以内を目安に贈るのが一般的です。ただし、新生活が忙しくタイミングを逃してしまうこともあります。そのような場合は、遅れてしまったことを丁寧に伝えれば失礼にはなりません。
まとめ

結婚内祝いは、お祝いへの感謝を伝える大切な贈り物です。マナーや相場を押さえ、相手に合った品を選ぶことがポイントです。実用性のあるギフトや気配りのあるメッセージを添えることで、心のこもった内祝いになります。贈る相手のことを思いながら準備する時間そのものが、感謝の気持ちを深める機会にもなります。感謝の気持ちを丁寧に届けることが、何より大切です。
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