心を込めた出産祝いをもらったら、「内祝い」という形でお祝いのお返しをします。いただいた気持ちへのお礼の意味も込めて贈る物ですから、せっかくなら、喜んでいただける内祝いを選びたいものです。この記事では、出産内祝いで人気の最新ギフトランキングと出産内祝いを贈る際のマナーを紹介しています。出産内祝いギフト選びの参考に、ぜひご覧ください。
出産内祝いの傾向
最近の傾向として、消え物や日用品など、「普段使える物」が人気という特徴があります。
それに加えて、内祝いには「幸せのおすそわけ」という意味があるため、赤ちゃんのお披露目を兼ねて、写真や名前を印刷した名入れのお菓子やお酒、体重米という赤ちゃんが生まれたときの重さと同じお米も人気となっています。
出産内祝い人気ランキング
出産の内祝いをお渡しする人は、親戚や会社の上司、同僚、友人など、年代、性別、関係性もさまざまです。それぞれ役立つ物や喜ばれる物は違いますから、これからご紹介するランキング(ハーモニック調べ)を参考に出産内祝いを選んでみてはいかがでしょうか。
第5位 ディズニー プレミアム コレクション プレシャスハート フェイス・ゲストタオルセット
ディズニー プレミアム コレクション プレシャスハート フェイス・ゲストタオルセット
商品価格:2,200円(税込)
タオルは、素材のやわらかさが赤ちゃんをイメージさせることや、どこのご家庭でも必ず使う物であることなどから、もらう側としても贈る側としても人気のギフトとなっています。
中でも、ディズニーの「タオルセット」は、友人や同僚に贈るのにもぴったりです。
第4位 吉兆楽 名入れ 雪蔵新潟産こしひかり 体重米
吉兆楽 名入れ 雪蔵新潟産こしひかり 体重米
商品価格:5,400円(税込)
生まれた時と同じ重さのお米「新潟産コシヒカリ」をオリジナルの袋に入れてお届けします。表面には、名前・生年月日・体重を入れることができるのでお子様のお披露目も兼ねて贈れるギフトです。
お米は、年代や食の好みなどに関わらず、確実に喜ばれるギフトとして人気があります。また、単身者やファミリーなど家族構成に関係なく贈れるギフトです。
第3位 名入れ今治タオル&和菓子
名入れ 今治タオル&和菓子詰合せC
商品価格:5,500円(税込)
吸水性が高く、毛羽立ちの少ない高品質な今治のタオルと和菓子のセットは、目上の方にも贈りやすい実用的な組み合わせです。上司や親族などにも安心して贈れる、定番ギフトといえるでしょう。
名入れをすることで、「内祝いらしさ」も感じられますし、実際に印刷されているのは包装部分のみですので、「タオルに名前が入っていて使いづらい」といった問題も起こりません。
「日本製」「高品質」「安心感」といったイメージが、おめでたい出産の内祝いに適しているといえるでしょう。
第2位 銀座千疋屋 銀座ストレートジュース(10本)
銀座千疋屋 銀座ストレートジュース(10本)
商品価格:4,951円(税込)
フルーツの老舗、銀座千疋屋は誰もが知っている安心感があります。こちらの商品は、旬の果物の美味しさを味わってもらうため、砂糖を使わずにジュースにしました。
また、出産内祝いを手渡しではなく郵送にする場合、ジュースの詰め合わせギフトなどがおすすめです。重いギフトは持っていく側ももらう側も大変ですので郵送にしましょう。
第1位 ゴディバ クッキーアソートメント
ゴディバ クッキーアソートメント32枚入
商品価格:3,240円(税込)
高級チョコレートの先駆けとして、世界中で愛され続けているゴディバ。
ゴディバは、90年以上にわたりベルギーチョコレートの伝統に貢献し、世界中で愛されている、チョコレートのリーディングブランドです。トリュフやプラリネチョコレートをはじめ、クッキー、アイスクリーム、コーヒー、ココアまで、質の高いチョコレート製品を提供しています。
贈る側も受け取る側も「高級感」「特別感」を味わえるギフトです。
カタログギフトという選択肢も
出産内祝いのギフトには、「タオル」「お菓子」などの定番商品があるものの、やはり何を好むかは、人によって異なります。タオルは「ほしい」と思う人が多い反面、「余ってしまったからバザーに出品する」といった人もいます。また、お菓子も「ダイエット中で食べられない」「甘い物は苦手」という人もいるでしょう。相手の好みをしっかりわかっていれば、それに合わせた商品をチョイスして贈ることもできるでしょう。
しかし、忙しい出産直後の時期に、一人ひとりに合わせた贈り物を考えるのは大変です。そこで便利なのが、カタログギフトです。
好きな物を選べるカタログギフトは、見ているだけでも楽しいですし、本当に必要な物を渡せるというメリットもあります。とはいえ、ありきたりのカタログをただ贈るというのは、いかにも儀礼的で気持ちを伝えづらい場合があります。出産内祝い専用のカタログのほか、グルメ好きな方にはグルメ情報の充実したカタログ、レジャー好きな方には体験型ギフトが含まれるカタログを贈るといった工夫をして、感謝の気持ちを伝えられるようにしてみてはいかがでしょうか。
出産内祝いを選ぶ際の基準
出産祝いをいただいた多くの方が「出産内祝いに何を贈るといいか」という悩みを抱えているのではないでしょうか。親しい間柄の方であれば事前に何がほしいか聞くのもひとつの手ですが、そこまで親しいとはいえない相手の場合はあらかじめ調べておくのは難しいかもしれません。
しかし、出産祝いを贈ってくれた方のために、喜ばれる出産内祝いを渡したいという思いをもっている方も多いのではないでしょうか。ここでは喜ばれる出産内祝いの選び方について紹介します。
最近のトレンド
ファッションなどと同様に、贈り物のトレンドも時代によって変化します。トレンドにそった品物であれば、「出産内祝いを贈ったけれど気に入ってもらえなかった……」といった失敗をある程度防げるでしょう。「最近では何が出産内祝いとして人気が高いか」といったトレンドも確認しておくことをオススメします。
出産内祝いを「選ぶ」際の注意点
「出産内祝いとして何を贈ればいいか」という観点も重要ですが、出産内祝いを選ぶ際には気をつける点がいくつかあります。出産内祝いを検討するときに注意が必要な点について見ていきましょう。
食べ物の賞味期限
食べ物や飲み物を贈る際に気をつけたいのが賞味期限や消費期限です。食べられる期間が短かったり受けとる方の食べ物の好みや需要にあっていなかったりすれば、喜ばれるどころかかえって負担になりかねないので注意が必要です。
出産内祝いとして食品を贈る場合は賞味期限や消費期限にも注目し、相手がおいしく食べることができるかどうかを贈る前に考えることが大切です。
贈る相手の趣味
趣味・嗜好に合った品物をもらえるとうれしいと感じる方も多いでしょう。食べることが好きな方であれば食品、オシャレが好きな方であれば衣類やファッション小物など、相手の趣味・嗜好に合わせて出産内祝いを選ぶのもひとつの方法です。
それほど親しくない方の場合は、相手と親しい方などから事前に情報を手に入れることができれば出産内祝いを選ぶヒントになるかもしれません。
使いやすい食器かどうか
出産内祝いとして食器を贈る場合は、使いやすさにも配慮して品物を選ぶことをおすすめします。
食器の使い勝手は家族構成やライフスタイルなどによって左右されます。たとえば6人家族なのに食器セットの皿の枚数が5枚しかなかったり、外食が多く自宅ではほとんど食事をとらないのに大きい皿を何枚も贈ったりすると、うまく活用できずに相手を困らせてしまうかもしれません。相手の家族やライフスタイルを考慮して選ぶことをオススメします。
相手の趣味や嗜好がわかっていればそれに合ったデザインの食器を選ぶのもいいでしょう。一方で、シンプルなデザインのものはさまざまな料理に使えるので活用する機会が多くなり、相手の方にも喜んでもらいやすくなると考えられます。贈った食器を相手がどのように利用するかをイメージしながら選ぶといいでしょう。
出産内祝いを「贈る」際の注意点
「どのような出産内祝いが選ばれているか」「出産内祝いを選ぶ際の注意点は何か」といった点を解説してきましたが、ここからは実際に出産内祝いを贈る際に気をつけたいことについて見ていきます。贈る時期や出産内祝いに関する風習について確認していきましょう。
1ヵ月後を目途に贈ることが大事
出産祝いをいただいたら、生後1ヵ月になるころに出産内祝いを贈るといいでしょう。出産祝いは出産後間もない時期にいただくことが多いのですが、生後1ヵ月以降にいただくことも少なくありません。その場合も、いただいてから1〜2ヵ月ほどを目途にお返しをするようにしましょう。
地域の風習をチェックすることが大事
お祝いごとにはさまざまなマナーや決まりがあり、地域によって異なることもあります。たとえば関西地方の一部では「お多芽(おため)」といって、お祝いをいただいたらその一部を「おため紙」という紙に包んでお返しするという風習があります。
このような地域特有の風習を知らなければ「失礼なことをされた」と相手が受け取りかねません。贈り物に詳しい方や専門家に聞くなどして事前に確認しておくといいでしょう。
絆を深める、心のこもったギフトのやり取り
カタログギフトを利用するときにもおすすめなのが、メッセージカードを添付することです。新しく生まれた赤ちゃんの写真や、名前を記したメッセージカードを添付することで、内祝いらしさがプラスされますし、お披露目にもなります。
このようなメッセージカードで、日頃の感謝や、いただいたお祝いへのお礼を伝えてみてはいかがでしょうか。ただし、「お返し」という言葉は失礼にあたりますから、文中で使わないようにしましょう。
心を込めたギフトのやり取りは、贈る側にとっても贈られる側にとっても、楽しく嬉しいものです。出産というおめでたい機会にこのような気持ちの交換をすることで、いっそう、人と人との絆を深めることができるのではないでしょうか。