母の日にどのようなプレゼントを贈ればよいか具体的に考える前に、母の日のプレゼントに関するマナーを知ることは大切です。マナーを無視してプレゼントを贈ると、お母さんが嫌な思いをしてしまうかもしれません。この記事では、母の日のプレゼントに関して覚えておきたいマナーをご紹介します。
母の日には何を贈る?
母の日はお母さんを大切に思い、感謝を表す日です。プレゼントは誕生日にも贈ることができますが母の日にはお母さんへのありがとうの気持ちをより意識してプレゼントを選ぶとよいでしょう。
無理をして高額なプレゼントを買う必要はなく、気持ちのこもったものにすることが大切です。お母さんを大事に思っていることが伝わるプレゼントを選ぶことをおすすめします。
母の日に贈ってはいけないもの
縁起の悪いものはプレゼントにふさわしくありません。たとえば、料理好きのお母さんだとしても、包丁をプレゼントしたらどうでしょうか。刃もの類には縁を切るというイメージがあります。大切な家族からのプレゼントであっても、心からよろこべないかもしれません。
また、すり鉢もネガティブな印象を与えることがあります。すり鉢をする様子がものをすり減らすことを連想させるからです。本人が欲しいと希望している場合をのぞいて、縁起の悪いプレゼントは避けたほうがよいでしょう。
母の日に贈る花(カーネーション)のマナー
母の日に贈るプレゼントとして定番なのがカーネーションです。実際に多くの人がカーネーションをプレゼントしているようです。お母さんに贈ってよろこんでもらった経験のある人もいるでしょう。
しかし、カーネーションを贈る際にもマナーを無視してはいけません。うっかりお母さんに悲しい思いをさせてしまわないよう、母の日にカーネーションを贈る際のマナーについてご紹介します。
カーネーションは色によって花言葉が違う
花にはそれぞれ花言葉があり、花の色によっても違います。その点はカーネーションも同じです。きれいな色だからという理由で選ぶと、驚くような花言葉をもっているかもしれません。次の章でくわしく紹介します。
贈りたい色と贈ってはいけない色は?
以下がカーネーションの花言葉の一覧です。同じカーネーションでも色によって花言葉の意味はさまざまです。
カーネーションの色 | 花言葉 |
---|---|
赤 | 母の愛情、純粋な愛情 |
白 | 私の愛は不滅、傷付いた心 |
うすいピンク | 試練に耐えた誠実 |
ピンク | 感動、熱愛 |
黄 | 軽蔑、嫉妬 |
絞り | 愛の拒絶 |
花に詳しくない人であればさほど気にしないかもしれませんが、花が好きな人の場合、花言葉を意識するかもしれません。
一般的に贈られることが多い赤色のカーネーションの花言葉は、「母の愛情」や「純粋な愛情」です。母の日に贈るのに最適といえるでしょう。一方で、黄色のカーネーションの花言葉は「軽蔑」や「嫉妬」です。プレゼントとしてはなるべく贈らないほうがよいでしょう。
赤色やピンク色が入っていても、絞り咲きのカーネーションは花言葉がまったく異なります。「愛の拒絶」を意味しますので、注意が必要です。
母の日に贈るプレゼントの選び方
母の日の贈り物に適しているのは、カーネーションだけではありません。プレゼントの選び方を間違えてお母さんを困らせないよう、正しい選び方を覚えておきましょう。ここからは、母の日のプレゼントの選び方をご紹介します。一般的なプレゼントの相場も取り上げますので、相場価格からプレゼントを探すのもよいでしょう。
事前に好みを知ることが大切
お母さんの好みを知ることは大切です。好きな食べ物やお菓子、気に入っている趣味について考えてみましょう。それらの情報を知っているとお母さんが喜ぶものをプレゼントとして選べます。
事前に集める情報として、アレルギーなどで食べられないものや嫌いなものもチェックしておくとよいでしょう。お菓子が好きなお母さんでも、中に入っている成分にアレルギーとなるものがあるかもしれません。せっかく贈るプレゼントですから、食べたり使ったりできないものは避けたほうがよいでしょう。
一般的な予算は3,000円~5,000円
母の日のプレゼントを買う際の予算は、一般的に3,000円~5,000円です。初めての給料をもらったときなど特別なイベント以外であれば、この価格帯に収めましょう。
大事なお母さんに感謝の気持ちを伝えるため、予算をもう少し上げたいと感じる人もいるかもしれません。しかし、あまり高いものを送るとお母さんが申し訳なく感じてしまいます。自分に負担にならない範囲で、気持ちのこもったプレゼントを選ぶのがベストです。
家族想いのお母さんにはみんなで楽しめるものを
一般的に、家族のことをいつも一番に考えているのがお母さんです。家族のよろこんでいる顔が一番うれしいというようなお母さんには、家族みんなで楽しめるものを贈るのもよいでしょう。
家族みんなで楽しむには、おいしい食べ物がおすすめです。普段は買わないような高級食材などを母の日にプレゼントすると、家族みんなで食事をしながら母の日を祝えるでしょう。
母の日に贈るプレゼントの案
具体的なプレゼント案を7つ紹介します。お母さんの好みや必要としているもので、ぴったりのものはないか考えてみてください。
温泉付き宿泊券
最初にご紹介するのは温泉付き宿泊券です。普段忙しいお母さんに最適なプレゼントでしょう。日ごろの忙しさを忘れて、ゆっくり観光したり温泉で汗を流したりできます。ホテルや旅館のおいしい料理を堪能できるのも魅力です。
温泉付き宿泊券は観光地によって値段が異なりますが、できればふたり分の宿泊券をプレゼントすることをおすすめします。夫婦だけで旅行を楽しんだり、家族や友だちを誘って行ってもらったりすることもできます。
スイーツ
甘いものが大好きなお母さんにはスイーツを贈りましょう。忙しい仕事や家事の休憩時に至福のひとときが味わえます。個数の多いものやサイズの大きなものだと、家族や友だちとシェアできるためより喜ばれそうです。
お母さんと同居していたり家が近かったりする場合、買ったスイーツを一緒に食べるのもよい方法です。直接感謝の言葉を伝えてみましょう。
オリジナルラベルのお酒
プレゼント用のお酒を提供しているお店のなかには、オリジナルラベルを付けられるお店があります。焼酎やワイン、日本酒など、お母さんが好きなお酒にオリジナルラベルを貼付できるサービスです。オリジナルギフトとしてよろこんでくれるでしょう。
ラベルの内容はお母さんの名前や家族、ペットの写真、感謝のメッセージなどを入れられます。飲むのがもったいないと感じるほど、よろこんでもらえるかもしれません。
調理家電
料理が好きなお母さんには調理家電がおすすめです。普段から料理をするお母さんなら、よろこんで使ってくれるでしょう。便利な調理家電を使うことで料理の手間が減り、自由な時間をプレゼントできるともいえるでしょう。
たとえば、電動ハンドミキサーはいかがでしょうか。野菜をみじん切りにしたり、ホイップや卵白を泡立てたりするのに便利です。料理が楽になり料理のバリエーションが増えるかもしれません。
調理家電をプレゼントする際は、お母さんがどのような料理を作っているかを確認するとよいでしょう。せっかく調理器具をプレゼントしたのに使う機会がない、という失敗を防げます。
お財布
お財布はいつも持ち歩くものなので、日常の生活で役立ちます。お母さんがお財布を見るたびに、母の日のプレゼントであることを思い出すかもしれません。友だちが新しいお財布に気づいたときに、自分の子どもがプレゼントしてくれたものであると自慢できるでしょう。
お財布を選ぶ際は、お母さんの好きな色や形状を確認しておきます。いつも使うものですから、お母さんの好みに合ったものにしましょう。すでに長く使っているお気に入りのお財布がある場合は、買い替える予定はあるのか、次はどのようなデザインのものが欲しいのかをあらかじめ確認するのも大切です。
映画鑑賞券
映画やドラマを見るのが好きなお母さんには、映画観賞券がおすすめです。家のテレビで見るのとは違い、大画面で迫力のある映画を楽しめます。有効期限内であれば、いつでも映画を見られるのが映画観賞券の魅力です。お母さんの好きなタイミングで映画を見てリフレッシュしてもらいましょう。
映画観賞券は2枚セットでプレゼントするとよいでしょう。夫婦や家族、友だちと一緒に映画を見て、楽しい思い出を作れます。
ショッピングバッグ
買い物の際に持っていくショッピングバッグも、プレゼントとしておすすめです。レジでもらえる買い物袋が有料でも、ショッピングバッグがあればお金を払う必要がありません。何度でも使えるので、毎日の買い物で大活躍します。
ショッピングバッグをプレゼントするときは、大きさや丈夫さなどをチェックしましょう。重いものを入れたときの持ちやすさや、折りたたんだときのコンパクトさも重要です。自分では買わないようなブランドやおしゃれなデザインのものがおすすめです。
母の日のプレゼントにはカタログギフトもおすすめ
母の日に何を贈ればよいか悩む場合は、お母さんが好きなものを選べるカタログギフトも検討してみてください。
カタログギフトのメリットは、プレゼントを選ぶ時間も楽しめることです。プレゼントが届いたときのうれしさや、プレゼントを使うときのよろこび・快適さを思い浮かべながら、プレゼントを選ぶことができます。お母さんがより必要としているものをプレゼントできるのは、カタログギフトならではといえるでしょう。