ゴルフコンペの幹事はやるべきことがいっぱいです。 組合わせの割り振りに競技方法の決定、案内状の送付…と息つく暇もありませんが、中でも頭を悩ませるのは景品のことではないでしょうか。
予算の範囲で、参加者に喜ばれる景品を準備するのは本当にたいへんなこと。品物選びに悩んでいる幹事さんは多いのではないかと思います。 ここでは、そんなお悩みの解決に役立つ、ゴルフコンペのおもな賞の種類とおすすめの景品について紹介していきます。
ゴルフコンペの景品購入予算はどのぐらい?
景品を購入する財源は、もちろん参加者からのコンペ参加費です。参加費から、表彰式やパーティーの代金を引いた残りが景品代ということになります。パーティー代金は、ゴルフ場によってまちまちですが、だいたい1,000~2,500円前後であることが多いです。参加費も、それに合わせて3,000~5,000円前後に設定するのが一般的ですので、参加費の半額程度が、景品購入予算と考えておけば間違いないでしょう。
景品の準備は、申込みの締切りが過ぎ、参加者の人数が決まったら始めましょう。なお、景品には必ずしものしをつける必要はありませんが、つけるなら紅白蝶結びの物を選びます。上段には「優勝」「準優勝」などの賞の名前か商品名を、下段にはコンペ名や景品の提供者の名前(社名)を記載します。企業のコンペなどでは、当日に協賛会社から景品を提供してもらえることがありますので、のし紙は何枚か余分に持っていくのがおすすめです。
ゴルフコンペの賞の種類
ゴルフコンペは楽しい時間を過ごしてもらうのが目的ですから、順位以外にもたくさんの特別賞を設けて、場を盛り上げていきましょう。景品獲得の対象として設けられることが多い賞の種類を紹介します。
一般的な賞
優勝、準優勝、3位:
参加人数が多い場合は、男女別に分けるか、優勝から5位まで設けます
ベスグロ賞:
ハンディキャップなしの総打数(グロススコア)が一番少なかった人に贈ります
ニアピン賞:
指定のホールで、ティーショットを最もピンの近くに寄せた人に贈ります
ドラコン賞:
指定ホールで一番ボールを飛ばした人に贈ります
※一般的にフェアウェイにのった人だけが対象
ブービー賞:
下から数えて2番目の人に贈ります
敢闘賞:
最下位の人に贈ります
ちょっとユニークな賞
飛び賞:
順位の数字のきりがいい人に贈られます
※人数が多い場合は10位刻み、少ない場合は5位刻みで設定
当日賞:
コンペの開催日と同じ数字の順位の人に贈ります
イーグル賞:
イーグルを出した人に贈ります
バーディー賞:
バーディーを出した人に贈ります
ベストドレッサー賞:
最もおしゃれな人に贈ります
池ポチャ賞:
池に打ち込んでしまった人に贈ります
珍プレー賞:
笑いを取った人、おもしろいプレーをした人などに贈ります
エンゼル賞:
優勝者と同じ組でプレーした人に贈ります
猛打賞:
ハンディキャップなしの総打数が最も多かった人に贈ります
スリーブービー賞:
下から数えて3番目の人に贈ります
大波賞:
アウト/インのスコア差が一番大きい人に贈ります
小波賞:
アウト/インのスコア差が一番小さい人に贈ります
水平賞:
アウト/インのスコア差が同じ人に贈ります
ゴルフコンペ景品のおすすめ品、定番品
ゴルフコンペの景品は、参加者の年代や家族構成、ニーズに合わせて、役立ちそうな物を選ぶのが基本です。
家族で楽しめる物
ブランド牛やカニ、米などの食材、ワインやシャンパンなどの飲み物は、自分ではなかなか手が出ない、ちょっと高級な物が喜ばれます。ホテルメイドの食パンや限定スイーツなど、なかなか日常生活で購入する機会のない物も、景品向きだといえるでしょう。
また、家事を助けてくれるお掃除ロボットやキッチン家電も、男女問わず人気のアイテムです。ただし、家電は結構な大きさがありますので、持ち帰りがたいへんな場合は、目録などを用意して後日発送するようにしましょう。また、家族でのお出掛けに役立つ、テーマパークのチケットや旅行券も歓迎されます。
ゴルフグッズ
ゴルフメーカーのタオルや傘などいかにもゴルフコンペらしい景品も気分を盛り上げてくれます。ゴルフボール型のお菓子や入浴剤などをたくさん用意して、参加賞として配るのもいいでしょう。
ただし、グローブやシューズ、ボール、クラブなどは好みやサイズがありますので、景品にするのは避けたほうが無難です。
話題のアイテム
お取り寄せグルメや話題の健康グッズなど、その時々に話題になっているアイテムを景品にするのもおすすめです。
救急用品など実用的な品
救急用品や虫除けスプレー、ウェットティッシュ、日焼け止め、ホッカイロ、冷却剤など、プレー中でも日常生活でも役立つアイテムは参加賞に向いています。小さい物なので、持ち運びがしやすいというメリットもあります。
カタログギフト
カタログギフトは、もらった人が自分の好きな物を選べるので、家族構成や趣味にかかわらず喜んでもらえるアイテムです。
○千円コースという風に価格帯ごとに用意されていますので、予算オーバーになる心配もありません。グルメや旅行がメインのカタログや、ブランド食器やコスメが充実しているカタログなど、さまざまな物がありますので、参加者の層やニーズに応じて選びましょう。
商品券
商品券は、見た目は非常に地味ですが、もらった人が好きな物を買えるという利便性はピカイチ!これをもらって喜ばない人はほぼいない、定番の景品です。
コンペの参加メンバーに縁のある物
例えば、スポーツバーで親しくなったメンバーでのゴルフコンペならお酒を用意するなど、メンバーにちなんだ景品を用意するのもいい方法です。
ゴルフコンペの景品は、表彰式を盛り上げるためにも、次回のコンペに気持ち良く参加してもらうためにも、極めて大切な物です。特に既婚者や家族持ちのメンバーが多い場合は、本人だけでなく家族に喜んでもらえるような景品を設定することが求められます。この記事を参考にしながら景品を選んでみてください。