好きに使えて実用的な現金を出産祝いに贈る方も多いのではないでしょうか。しかし贈る相手によっては失礼にあたるケースもあるため、注意が必要です。
そこでこの記事では、出産祝いに現金を贈るとマナー違反になるケースや現金を贈る際のマナーについてご紹介します。マナーを心得ていれば、現金を贈るにあたり心配はないでしょう。
出産祝いに現金を贈るのはマナー違反ではないけれど…
出産祝いに現金や商品券、ギフト券などを贈る方は多いでしょう。しかし現金を贈る行為は、上から目線でお祝いしているかのようにとらえられてしまいがちです。贈る相手やシチュエーションによってはマナー違反となるケースもあるので、十分に注意しましょう。
出産祝いに現金を贈るのが失礼にあたるケース
出産、育児でお金が入り用だろうと、実用的な現金を贈るのはひとつの選択肢です。ただし贈る相手によっては、現金はタブーなケースや贈り方に配慮しなければならないケースもあります。ここでは、どのようなケースが失礼にあたるのかを確認しましょう。
職場の上司や先輩に贈るのは失礼
自分より立場が上となる職場の上司や先輩といった目上の方に対して現金を贈るのはタブーです。場合によっては「生活に困っていると思っているのかも」と不快な気持ちになるため避けたほうがよいでしょう。
年上の方に贈るのは失礼
年上の方に現金を贈るのも失礼にあたります。「品物よりも好きなように使える現金を」と相手を配慮したつもりでも、受け取った側は「懐具合を気遣われているのか」と不快に感じるかもしれません。年上の方には現金より品物のほうが無難でしょう。
周りと足並みをそろえないと失礼
現金を贈る場合、周囲と足並みをそろえないと失礼にあたります。贈る相手と同じ立場にある人が複数いる場合や、逆に自分と同じ立場の人が複数いる場合、差がつかないように配慮することを心がけましょう。現金は金額が明確なので、品物を贈る以上に足並みをそろえなければなりません。
出産祝いに現金プレゼントが向く人
出産祝いに現金を贈っても失礼にあたらない相手には、友人、同僚、後輩が考えられます。ただし、相手によって心証を悪くしてしまう場合があるため、関係性を考慮したうえで判断するほうがよいでしょう。
出産祝いに現金を贈る際の注意点
出産祝いに現金を贈る場合、どのような点に注意すべきでしょうか。品物を贈る場合とは気をつけるポイントが異なります。お祝いの気持ちがちゃんと伝わるよう、しっかり心得ておきましょう。
相手の生活環境にも注意
相手がどのような生活環境にいるのかを確認しましょう。地方などに住んでいる場合は現金にネガティブなイメージをもつ傾向があるかもしれません。また、出産直後は体調や育児の忙しさで買い物もままならない状況もあるでしょう。そのような場合は、現金よりも赤ちゃんに役立つ品物のほうが喜ばれるかもしれません。
相手の立場に立って考える必要がある
相手が友人や同僚、後輩でも、相手の立場に立って考えることが必要です。相手の人柄や関係性から、「喜んでもらえるだろう」「不快にはならないだろう」と思いいたれば現金を贈っても問題ないでしょう。現金は相手によって受け止め方が大きく異なるギフトなので、品物を選ぶよりも判断が難しいこともあります。
出産祝いに贈る現金の相場は?
出産祝いに現金を贈る場合、「一体いくら包めばよいのだろうか」と悩む方も多いのではないでしょうか。「盛大にお祝いしたいから」と相場を上回る金額を贈るのは相手の迷惑になることもあります。ここでは、現金を出産祝いに贈る際の金額の相場を解説します。
兄弟姉妹に贈る場合
兄弟姉妹に贈る場合の相場は5,000円~10,000円ほどです。しかし、身内の場合は家族のルールによってそれぞれ考え方があるため、数万円を贈るケースもあるでしょう。また自分の立場や年齢、既婚か未婚かによっても変わります。事前に家族間で相談するとよいでしょう。
友人に贈る場合
友人に贈る場合の相場は5,000円~10,000円ほどです。相場以上の金額を贈ると、出産内祝い(いただいた出産祝いの半額~1/3)を用意する負担が大きくなってしまいます。相手を困らせないためにも、相場を参考にしたほうがよいでしょう。
同僚や後輩に贈る場合
同僚や後輩に贈る場合の相場は3,000円~5,000円ほどです。相手が職場関係の場合、個人で贈るケースと連名で贈るケースがあるでしょう。部署などでまとめて連名で贈る場合、相場は一概にはいえません。また、社内ルールがあるかもしれないので事前に確認しておきましょう。
出産祝いの現金の送り方とマナー
出産祝いに現金を贈る場合、包む金額以外にも、いつどのように贈るかなどのマナーがあります。贈る相手に心から喜んでもらうためには、細部まで気を配る必要があるでしょう。ここでは、出産祝いに現金を贈る際に知っておきたいマナーについて解説します。
ご祝儀袋の選び方・表書きの書き方
ご祝儀袋は蝶結びの水引のものを用意します。水引は紅白で5~7本のものがよいでしょう。10,000円以下なら水引が印刷された封筒でも対応できます。
表書きの書き方にはいくつか注意点があります。
・濃い墨色のペンではっきり書く(ボールペン×)
・上に「御祝」「御出産御祝」「御安産御祝」と書く
・下に贈り主の名前を書く
※「御出産祝」のような4文字は「死文字」といわれ、気にする方もいるので避けたほうがよいでしょう。
※連名の場合は3人まで、4人以上は代表者の名前のみを書き「外一同」と添えましょう。または「〇〇一同」と書きます。
出産祝いを贈るタイミング
出産祝いは産後1か月までに贈るのが一般的です。出産直後は何かと忙しいため、手渡しするなら2週間~3週間してから伺うとよいでしょう。また、事前に相手の都合を聞いておきます。何らかの事情で母子ともに入院している場合もあるので、無事に退院したのを確認してから渡しましょう。
また、1か月を過ぎても問題はありません。しかし内祝いの準備もあり、大幅に遅れると相手を困らせることもあるので気をつけましょう。
現金書留の利用方法
現金を郵送する場合は「現金書留」を利用します。郵便局に行き「現金書留専用封筒」を購入してご祝儀袋をそのまま入れましょう。封じ目に割り印(またはサイン)が必要なので印鑑を持参します。ポストには投函せず、窓口で提出する点にも注意しましょう。
現金は「現金書留」以外では送れません。宅配便などで送ることは法律で禁止されているので注意しましょう。
出産祝いで現金を贈るときに実践したいプチアイデア
出産祝いに現金を贈るとき、「お金だけでは味気ないのでは」と不安になる方もいるでしょう。相手にお祝いの気持ちが伝わるように現金に何か添えるなど、ちょっとした工夫をするのもおすすめです。ここでは、喜ばれるプチアイデアをご紹介します。ぜひ実践してみましょう。
手紙にお祝いの心を込める
手紙を書いてお祝い金に添えれば、現金でお祝いを贈る意図や現金だけは感じ取れないこちらの気持ちがよりきちんと伝わるでしょう。また「おめでとう」などお祝いの言葉もしっかりと伝えられます。
プチギフトを添える
プチギフトを一緒に贈るのもおすすめです。相手に気を遣わせないように1,000円以内の品物を選ぶとよいでしょう。たとえば、布絵本やハンドタオルなど、リーズナブルでもらっても困らないギフトを添えれば、そっけないイメージが緩和されるでしょう。
内祝いを辞退する
内祝いは半返しが目安です。出産祝いに現金を贈ると、「内祝いの金額を指定しているような気持ちにさせてしまうかも」と心配する方もいるでしょう。内祝いを辞退するのも、相手に気を遣わせないで現金を贈るひとつの方法です。
自由度=現金ではない。カタログギフトがおすすめの理由
現金には自由に使えるメリットがあります。しかし「味気ない」というイメージは否めず、相手の心証を悪くするのではと判断に迷う方も多いのではないでしょうか。そのようなとき、カタログギフトなら相手は欲しい品物を選べるうえに、贈る側にとってもギフトを選ぶ負担が軽くなるでしょう。
価格設定がわかりやすい
カタログギフトは価格設定がわかりやすいことが魅力です。予算に合わせてさまざまな価格帯から選べるため、無理なく出産祝いを贈れるでしょう。
たとえば、ハーモニックの出産祝い用カタログギフト「えらんで」では、4,180円~33,880円の全5コースの価格帯から選べます。
※価格は全て税込です
さらに、上記カタログから商品を2つ選べる「ふわふわコース」「すやすやコース」もあります。「ふわふわコース」は22,880円、「すやすやコース」は33,880円です。
※価格は全て税込です
カタログギフトはバリエーション豊富
カタログギフトは商品掲載数が多いだけでなく、コンセプトカタログなどカタログの種類が豊富な点も大きな強みだといえるでしょう。ハーモニックでは、異なるコンセプトのカタログを出産祝い向けにおすすめしています。
やさしいみらい
「やさしいみらい」は、カタログ自体も環境配慮型の素材を使った地球想いのカタログギフトです。オーガニックやヴィーガン、フェアトレードに関心がある方地球にやさしい暮らしを心がけている方エシカルやSDGsに関心がある方などへの贈り物におすすめです。
全6コース4,180円~22,880円 (税込)から予算に応じて贈ることができます。
紙のカタログを見て選ぶブックタイプ、Web上のカタログを閲覧して選べるカードタイプがあるため、贈る相手が利用しやすいほうを選びましょう。
品揃えが豊富な「テイク・ユア・チョイス」
ハーモニックには、品ぞろえが豊富なテイク・ユア・チョイスというカタログギフトがあります。グルメやブランド、体験型、お食事券、温泉券などさまざまな種類の中から選ぶことができます。性別や趣味を問わず喜んでもらえるようなアイテムが揃っています。
グルメのジャンルの中でも、チョコレートや焼き菓子、牛肉、中華料理などの中から選ぶことができます。体験型ではエステやクルージング、乗馬など幅広く揃っているので、趣味に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
まとめ
出産祝いに現金を贈る際は、贈る相手に失礼にあたらないかを考えましょう。職場の上司や先輩、年上の方に現金を贈ることはタブーです。友人や同僚といった親しい仲なら現金は喜ばれるでしょう。しかし、現金の受け止め方は相手によるところが大きいので注意が必要です。
ハーモニックでは出産祝い向けのカタログギフトを多数取り扱っています。選びやすい価格設定で、種類も豊富にそろっているのが特徴です。品物か現金かで悩んでいる方はぜひ一度、ハーモニックの公式サイトをご覧ください。