【例文つき】新築祝いのお返しに添える「お礼状」の書き方をご紹介

新築・引越し内祝い

新築のお祝いをいただいた場合、すぐに感謝の気持ちを伝えたいものです。しかし、お礼状を作成しようとしたときに、その書き方がわからず頭を悩ませる方もいるのではないでしょうか。お礼状の書き方には、マナーや送るタイミングなど決まりごとが存在します。相手に感謝の気持ちを伝えるお礼状には失礼がないように注意しましょう。

そこでこの記事では新築内祝いのお礼状について、書き方や気をつけるべきポイントについてご紹介します。感謝の気持ちをしっかりと伝えられるよう、この記事を読んでマナーを確認しましょう。

新築内祝いは必要なこと?

内祝いとは、日頃お世話になっている方や近隣の方、親戚の方などに喜びのお裾分けとしてお祝いを贈ることを指します。

現在では、相手方に気を遣わせてしまうとの観点から、お祝いをいただいていない方に内祝いを贈ることは基本的にはありません。お祝いをいただいた方へは、感謝の気持ちを伝える意味でも、内祝いとしてお返しをする必要があるでしょう。

本来、新築祝いのお返しは「新居にお招きしておもてなしをする」ことです。しかし、遠方や多忙でなかなか新居まで来られない方には、お祝いのお礼としてお返しの品を用意します。

新築内祝いのお礼状に書く内容

新築内祝いのお礼状に書く内容

新築のお祝いをいただいたときに、お礼状にどのようなことを記載したらよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

お祝いをいただいた方にしっかりと感謝の気持ちを伝えるためには、書き方のマナーを知っておく必要があります。ここでは、マナーや礼儀を踏まえ、お礼状の書き方や書くべき内容について見ていきましょう。

1.頭語・結語

お礼状は、頭語と結語を使用して作成します。一般的な頭語と結語は組み合わせが決まっているので、間違えないように注意が必要です。頭語と結語の組み合わせについて見ていきましょう。

一般的な手紙の場合
・拝啓/敬具
・拝呈/敬白
・啓上/拝具
・一筆申し上げます/かしこ(差出人が女性限定)

丁寧な手紙の場合
・謹啓/謹言
・謹呈/金博
・恭敬/敬白
・謹んで申し上げます/かしこ(差出人が女性限定)

上記のような組み合わせとなっているため、お礼状を送る相手によって、頭語・結語を使い分けるようにしましょう。

2.時候のあいさつ

時候のあいさつとは、四季や各月によって季節の状況やイベントを踏まえながら自身の現状をお伝えする、または相手の安否を気遣う挨拶文です。季節の移ろいによって使用する文言が変わるので、月ごとにも使用する内容が変わります。ここではその一部を見ていきましょう。

1月
・皆様お元気で新年をお迎えのことと存じます
・寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください

4月
・桜の花は今を盛りと咲き誇っております
・花冷えの折は体調を崩しやすいものです、どうぞご自愛のほどを

8月
・朝夕にはかすかに秋の気配を感じます
・残暑厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます

11月
・紅葉の季節を迎えました
・向寒の折柄、ご健康にはくれぐれもお気をつけください

3.お礼

新築でなくとも、中古の戸建てやマンションを購入して引っ越しをするということもあるでしょう。新築でない場合も家を購入することは、とてもおめでたいことです。

中古の戸建てやマンションへの引っ越しの場合のお祝いは、「新築祝い」としてではなく「引っ越し祝い」として受け取ります。引っ越し祝いでも新築祝いと同様に、お礼をいただいた場合には相手に感謝の気持ちとして、お礼状と内祝いを贈りましょう。

4.新生活の報告

お礼状には、新築での新生活の報告を書くとよいでしょう。ただし、自慢に感じてしまうような内容は、書かないように注意します。新生活の近況としては、以下のような内容を書くことが多くなっています。

・ようやく片付き新生活にも少しずつ慣れてきました
・新生活にも慣れてきて、ようやく落ち着いてきたところです
・子どもたちも変わらず元気に過ごしております
・自然豊かで公園が近くにあります


生活が落ち着いて、いつもどおり元気に過ごしているという内容を記述することで、相手方に安心感を与えることもできるでしょう。

5.変わらぬお付き合いをお願いする言葉

お祝いをいただくということは、親しい間柄、普段からお世話になっている方、親戚など身近な間柄ということが大半です。

お祝いをいただけるほど、こちらのことを思ってくれている相手なので、今後とも大切にしたい縁の1つでしょう。そのため、今後とも変わらずお付き合いいただけるように、お礼状にも記述しましょう。

「どうかこれからも変わらず、温かくご指導くださいますようお願い申し上げます」という内容を記述することで、普段からの感謝の気持ちも一緒に伝えることができます。

6.内祝いについて

お礼状は、内祝いの品と別に先に送ることが多くなっています。そのため、お礼状の中には、後日内祝いの品を贈るという旨を記載しておくとよいでしょう。

伝え方としては、「心ばかりですが、内祝いをお贈りさせていただきました。ご笑納いただければ幸いです。」といったように、丁寧で控えめな書き方をするとよいでしょう。このときには「お返し」という言葉を使わないように注意が必要です。内祝いはあくまでも喜びのお裾分けなので、お返しというのは本来の意味とは異なるため避けましょう。

新築内祝いのお礼状の例文

新築内祝いのお礼状の例文

お祝いをいただいた相手との関係性によっても、お礼状を作成する際の内容や言葉の選択も異なります。仕事の上司には礼儀を優先し、丁寧でしっかりとした文章が必要ですが、友人など親しい間柄の方にはマナーを踏まえつつも、親しみのこもった書き方をするのもよいでしょう。

ここでは、お礼状を差し出す相手との関係性ごとに、どのような点に注意してお礼状を作成するべきなのかをご紹介します。

上司に出す場合

会社の上司では普段からお世話になっているため、形式に沿って礼儀を踏まえてお礼状を作成しましょう。

拝啓

師走の候、ご家族の皆様もお変わりなくお過ごしでしょうか。
この度、私どもの新築に際しまして、立派なお祝いの品をお贈りくださり誠にありがとうございます。

デザインもとても素晴らしく、家の中がとても華やかになりました。家族ともども大変喜んでおります。大切に使わせていただきます。

おかげさまでようやく片付き、新生活にもだいぶん慣れてまいりました。
子どもたちも元気に学校へと通っております。
近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

また心ばかりですが、内祝いをお贈りさせていただきました。ご笑納いただければ幸いです。
取り急ぎお礼のみにて失礼いたします。

敬具

友人・知人に出す場合

親しい友人に贈る場合は、固くなりすぎる必要はありませんが丁寧な文章を作成するようにしましょう。頭語と結語に関しては、友人など親しい間柄の場合には結語のみ省略することが可能です。

拝啓

すっかりと冬めいてまいりましたが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
このたびは新居に際して、素敵なお祝いをいただきまして、誠にありがとうございました。
我が家にぴったりのデザインで、家族ともどもとても喜んでいます。

ようやく片付き新生活にも慣れてきたため、緑豊かな景色をのんびりと静かに眺める余裕も出てきました。
ぜひご家族揃って遊びにいらしてくださいね。

気持ちばかりですが、内祝いをお贈りいたしましたので、お納めください。
まずはお礼まで

親戚に出す場合

親戚に出す場合にも固くなりすぎる必要はないですが、目上の方である場合には、きちんと礼儀やマナーを踏まえた上で贈りましょう。丁寧な文章は相手にも喜ばれます。

前略
やわらかな春風に心華やぐ季節となりました。皆様お元気にお過ごしですか。
このたびは私どもの新築祝いに際し、お祝いの品を誠にありがとうございました。

さっそくいただきました〇〇を飾りましたところ、家の中を引き立ててくれる素敵な部屋となりました。
〇〇様のセンスは素晴らしいと夫も感心しておりました。

近くには川が流れており、窓には桜並木が見えるためとてもキレイです。豊かな自然に囲まれた静かな場所ですので、お花見の際にはぜひ遊びにいらしてくださいね。

今後ともよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
まずはお礼申し上げます。

新築内祝いを贈る際の注意点

新築内祝いを贈る際の注意点

お礼状を送り終えた後は、内祝いをしましょう。新築の内祝いは、基本的に新居に招いておもてなしをすることですが、遠方や多忙などの理由から新居に来られない場合も多く見られます。そのような場合には、内祝いの品を贈ります。

内祝いに関しては、2通りの方法がありますが、行う時期や内容にも注意点が必要です。ここでは内祝いを行う場合に気をつけたいことについてご紹介します。

新居に引っ越してから2か月以内に贈る

内祝いとして新居に招く場合は、だいたい引っ越しから1か月~2か月以内にお招きしましょう。この際には新居の様子がよく分かるように、日中のうちにお招きするのが一般的です。相手が迷わないように、あらかじめ場所に関しての必要な情報を伝えておき、電車でお越しになる場合には、必要であれば駅まで迎えに行くようにしましょう。

内祝いを品物で贈る際には、お祝いの受け取りから3週間を目処に贈ります。引っ越し後は片付けなどで忙しくなりますが、お祝いをしてくれた方にきちんとお礼をするタイミングを作りましょう。

水引は紅白または金銀の蝶結びにする

内祝いを品物で贈る際には、紅白の蝶結びの水引または、金銀の蝶結びで、のしがついたかけ紙という形式で贈ります。表書きは「新築内祝い」「内祝」として、のし下には家族の苗字を書きましょう。2世帯で親など同居の場合には、目上の人にあたる親の苗字が右側にくるように連名で書きます。

また、内祝いの品物を贈る場合でも、お祝いをいただいたタイミングで内祝いの品を贈る旨は伝えておきましょう。突然品物が贈られてくると受け取る側は理由が分からずに困ってしまうため、失礼にあたります。

金額の相場は「もらった品物の3分の1~半額」が目安

内祝いの品の相場は、お祝いとしていただいた金額の3分の1~半分程度とされています。しかし、親戚などから高額なお祝いをいただくことがあるかもしれません。そのような場合には3分の1や半分といった金額にこだわることはなく、相手に喜ばれるものをプレゼントしましょう。

以前は家を焼かないという意味合いで「やかん」をプレゼントするという風習もありましたが、やかんは複数個使うものではありませんし、デザインの好みもあるため、現在では相手に好きなものを選んでいただくカタログギフトなどが主流になっています。

まとめ

まとめ

お祝いをいただいたら、まずはお礼状という形で感謝の気持ちを表しましょう。頭語や結語、時候のあいさつなどを使用して、丁寧な文章にすることで相手に敬意も払えます。また、引っ越し後の状況を記述することで相手に新居での生活を伝えることができ、安心していただけることでしょう。

お礼状を送付したら内祝いの用意をします。こちらも相手の方に喜ばれるものを選択したいものの、相手の好みが分からないという場合も多いでしょう。そのような場合は、ハーモニックのカタログギフトをご活用ください。

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この記事を書いた人
ハーモニック編集部

「人と人の間に立ち、思いやりや感謝の気持ちをつなぐ。」というミッションの下、ギフトを贈る時に役立つ便利な情報を発信しています。
記事の内容は、20年以上、お客様のギフトに関する質問にお答えしてきた専門スタッフが監修しています。ぜひ、贈り物の参考にしてみてください。

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