「大切な人の誕生日をお祝いしたい」とプレゼントを選ぶ時間は、贈る側にとっても幸せなひとときです。「せっかくの誕生日プレゼントなのだから、お相手が心から喜んでくれるものを贈りたい」と思いながら、プレゼント選びをするという人がほとんどでしょう。
その気持ちこそが何よりのプレゼントではありますが、お相手の1年に一度しかない誕生日により華を添えるなら、お祝いの気持ちにほんの少しの気配りをプラスしてあげるのことも大切です。
そこでこの記事では、誕生日祝いを成功させるためのマナーやプレゼントの選び方、避けたほうがよい贈り物について解説します。誕生日祝いのマナーを身につけて、貴重な記念日を、さらに素敵なものにしてくれるプレゼントを贈りましょう。
相手の欲しいものや趣味をしっかりリサーチする
「選びに選び抜いたプレゼントが、お相手がもうすでにもっているものだった」ということはできるだけ避けたいところです。喜びが半減するだけでなく、置き場や使い道を確保できずに相手を困らせてしまうかもしれません。
そうならないためにも、誕生日祝いのプレゼントを選ぶ前には、相手が欲しがっているものなどをしっかりリサーチしておくことが大切です。ご本人には贈ることを内緒にしたい場合には、親しい友人などに聞いて情報を集めるのもよいでしょう。
誕生日パーティーをお店で開催する場合にも、事前リサーチは欠かせません。「ネットで調べたお店の雰囲気がとてもよくて予約したけれど、行ってみたら料理がまずかった」など、お店選びではネットやグルメ誌などの情報だけでは分からない欠点が潜んでいることもあります。
誕生日パーティーを開催するお店は初めて行くところではなく、以前に行ったことがあり喜んでもらえる自信のあるお店を選ぶようにしましょう。
メッセージを添えると喜ばれる
誕生日祝いにはプレゼントだけでなくメッセージも添えると、さらに喜んでもらえるでしょう。名刺サイズの小さなカードに「お誕生日おめでとう」の一言をしたためるだけでも、お祝いの気持ちは十分に伝わるものです。
さらに相手への想いや日々の感謝の気持ちなどの心温まるメッセージを添えれば、プレゼントの品物以上に喜んでもらえるかもしれません。
【贈る相手別】誕生日プレゼントの選び方
誕生日プレゼントは、贈るお相手に寄り添って最適なアイテムを選びたいものです。しかし、お相手によっては「何を選んだらよいのか分からなくて選びにくい……」と悩むこともしばしばあるでしょう。
ここでは、喜んでもらえる誕生日プレゼント選びのコツを、贈る相手別にご紹介していきます。
両親
普段家族のことを優先しがちな両親は、自分たちのためにお金を使わない傾向にあります。誕生日には、両親が自分では買わないようなブランドアイテムや少し高価な生活用品などを贈るのがよいでしょう。
家電製品やインテリアなどの実用性の高いアイテムや、両親そろって使えるペアアイテムなどもおすすめです。ものを贈るだけでなく、家族で一緒に過ごす時間のプレゼントもよいでしょう。
おしゃれでおいしいお店で外食をしたり一緒に映画を見たりする時間は、両親にとっては何よりのプレゼントになるでしょう。
祖父母
祖父母への誕生日プレゼントは、2人が一緒に使えるような生活用品や、少しだけ高価な食品や日用品など消えものがおすすめです。祖父母と一緒に住んでいない場合には、プレゼントと一緒に家族の写真や近況を知らせるメッセ―ジカードなどを添えるととても喜ばれるでしょう。
祖父母に寄り添ったプレゼントを選ぶためには、日頃から定期的に連絡を取って近況を知っておくことが大切です。日々の生活や身体の具合など、希望や悩みがないかどうかを本人に直接聞いてプレゼント選びの参考にしましょう。
兄弟
兄弟に贈る誕生日プレゼントは、実用品がおすすめです。兄弟といっても年代はさまざまです。特に学生と社会人では、欲しいものも大きく違うでしょう。学生と社会人の兄弟にぴったりな誕生日プレゼントの一例をご紹介します。
学生 | 学校で使えるようなおしゃれアイテム パスケースやリップ、アクセサリー類など |
社会人 | 職場でも使えるシンプルで 落ち着いたデザインのアイテム 名刺入れやポーチ、ドレスシャツなど |
上司
上司や先輩など自分よりも目上の人への誕生日プレゼントは、職場で使えるようなものがおすすめです。その際、あまり高価なものを贈るのは避けるようにしましょう。日頃の感謝の気持ちを伝えたいからとはいえ、目上の人に高価な贈りものはかえって失礼にあたることがあります。
職場の環境や上司との関係性にもよりますが、一般的にはお相手が負担に感じない3,000円~5,000円程度の金額のものを選ぶのが望ましいでしょう。ただし上司への誕生日プレゼントの場合、部署やチームの人と連名で贈ることもあります。そのような場合には、5,000円~10,000円程度のやや高めのプレゼントを贈るのもよいでしょう。
友人
友人への誕生日プレゼントは、女性に贈るか男性に贈るかで選び方が変わります。女性へのプレゼントであれば、おしゃれでかわいいものが喜ばれるでしょう。コスメや美容グッズ、アクセサリー、入浴剤などがおすすめです。
一方男性には、実用的で機能性のあるものを選ぶとよいでしょう。カフスボタンやタイピンなどのアクセサリー類や、モバイルバッテリー、名入れの手帳なども人気です。お相手の職業やライフスタイルなどに応じて、役立つアイテムを選んであげましょう。
恋人・パートナー
恋人やパートナーへの誕生日プレゼントは、高価なものを贈りたくなってしまいがちです。安すぎるものではお相手をがっかりさせてしまうかもしれませんが、だからといって高価すぎるプレゼントはお相手にとってプレッシャーとなってしまう可能性もあります。
恋人やパートナーへのプレゼント選びでは、お相手に負担にならないよう金額相場をある程度意識することが大切です。その上で、いつもそばにいるからこそ分かるお相手の趣味や嗜好を反映したアイテムを選ぶとよいでしょう。
誕生日プレゼントで避けたほうがよいとされるもの
誕生日プレゼントは、基本的にはお相手が喜ぶものであればどのようなものでも問題ありません。ただしお相手が職場の上司や先輩など、贈る側にとって目上の立場にある人の場合には贈るのを避けたほうがよいアイテムがいくつかあります。
ここでは、誕生日プレゼントとしてはタブーと考えられる可能性があるアイテムについて確認していきましょう。
靴・靴下
靴や靴下には、足で床を踏みつけるという意味合いがあります。そのため目上の人に贈ってしまうと、「あなたを踏みつける、踏み台にする」などの意味として伝わってしまいかねません。
「下」の字は「相手を見下す」という意味を連想させるため、靴下をはじめ「下」の文字を含む品物は失礼だと嫌悪感や不快感を抱く人もいます。すべての人が不快に思うというわけではありませんが、お相手との関係の深さや状況などを考慮した上で判断することが大切です。
ハンカチ
プレゼントの定番アイテムとして人気のハンカチですが、目上の人へのプレゼントには適しません。ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書くことから「縁切り」の意味を連想させてしまうためです。しきたりや風習を重んじる人には不快感を与えてしまうことがあります。
とはいえ、ハンカチは実用性が高く、プレゼントとしては定着しているアイテムです。お相手が30代~40代程度の比較的若い世代の人であれば、仕事で使うようなフォーマルなものを避けた上でハンカチを贈る分には問題ない場合もあります。お相手の考えや関係性を考慮した上で、ハンカチの是非を判断するとよいでしょう。
筆記用具・時計
誕生日プレゼントにボールペンや万年筆などの筆記用具や時計を贈ると、「もっと勉強するように」「もっと仕事に打ち込むように」などの意味として伝わってしまうことがあります。
贈る側にそのような意図はなくても、お相手の受け取り方次第ではせっかくのプレゼントが台無しになってしまうかもしれません。筆記用具や時計は、目上の人へのプレゼントには避けたほうが賢明です。
タブーを気にしない人も多い
お相手との関係性が親密なものであるならば、タブーやマナーにとらわれることなくお相手が喜ぶものを贈るのがベストです。
マナーを気にしすぎるあまりお相手の好みでもないものを贈ってしまっては、せっかくの誕生日プレゼントも喜んでもらえません。タブーやマナー面を気にしない人も多くいます。お相手の気持ちを弾ませるような心のこもったプレゼントを用意して、お祝いの気持ちをしっかり伝えましょう。
まとめ
大切な人の誕生日を心を込めてお祝いするためにも、プレゼント選びのマナーを身につけておきましょう。関係性によりますが、予算は3,000円~10,000円程度が一般的です。目上の方へは、靴下やハンカチなどタブーとされるアイテムは避けたほうが無難でしょう。
一方で、誕生日プレゼントのマナーは必ずしも守らなければいけないというものではなく、あくまでも通例や習慣的なものです。
「マナーに気を取られすぎてお相手に喜んでもらえるプレゼントを用意できなかった」ということにならないように、プレゼントはお相手の好みや嗜好に沿ったものを選ぶよう心がけましょう。
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